トルコ言語協会会長カチャリン教授は「オスマン語は我々の核となるものだ。」と発言し、オスマン語の授業の一環として行われるべきだと主張した。
トルコ言語協会会長(TDK)ムスタファ・カチャリン教授は、オスマン語が学校で教えられるべきだ、と発言した。カチャルン教授は、会見にて、オスマン語を学ぶのは難しいが、難しい物事こそ、質が高いものである、と明かした。オスマン語を支持するか支持しないかが政治的な決断である、とするカチャリン教授は、以下のように語った。 「『民族歴史の抹消と、その歴史との断絶』といったことを考えるなら、もちろん、オスマン語への好意的でない見方を植え付け広めようとする者はいるだろう。これは当然のことである。もし、学術的関心があるなら、心を痛めるはずだ。オスマン語は我々自身、つまりなくてはならないものであり、「大きな割合」どころではないのだ。オスマン帝国がなければ、我々の社会も存在しなかったのである。」
■「トルコ語が傷つけられる」
学者としてオスマン語教育の必要性を説くカチャリン教授は、この言語の価値を理解すべきだと述べた。 カチャリン教授は、オスマン語を学ぶ必要性を説明し、「この分野の専門家として言うのだが、学校でオスマン語は学ぶべきものであり、教えるべきものだ。西洋でラテン語や古典ギリシャ語が高校で教えられているのと同じように、オスマン語も教えられることが不可欠である。でなければトルコ語はもう終わりだ。」と述べた。 カチャリン教授は、オスマン語が完全に忘れ去られてしまえば、トルコ語にも悪影響を及ぼし、トルコ語は思考能力を失うだろう、と付け加えた。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:加園千尋 )
( 記事ID:31700 )