国会の信任投票で2閣僚が信任:スポーツ青年相候補は信任得られず
2013年10月28日付 Iran 紙

【エブラーヒーム・ベヘシュティー】国会は昨日の公開会議で、閣僚候補2名に信任票を投じ、その結果アリー・アスガル・ファーニーとレザー・ファラジーダーナーの両氏はそれぞれ教育相および科学技術相への道を得た。しかしスポーツ青年相に指名されたセイエド・レザー・サーレヒー=アミーリー氏は、賛成107票、反対141票、棄権13票で、国会の過半数の信任を得ることができなかった。これにより、スポーツ青年相のイスは依然として空席状態が続くこととなった。

 科学技術相に指名されていたファラジーダーナー氏は賛成159票、反対70票、棄権32票により、第11期政権の閣僚の一員に新たに選ばれた。また、アリー・アスガル・ファーニー氏は262票中、賛成185票、反対53票、棄権24票で教育相となった。

 閣僚候補らに対して行われた昨日の信任会議は、大統領の演説と共に始まった。ロウハーニー大統領は詳細かつ包括的な内容の演説の中で、自らが指名した3名の閣僚候補の人間性を道徳や知識の面から擁護し、また彼らの行政能力をアピールした。大統領はまた、演説の中で教育、文化、外交の各分野における政府の基本戦略について説明、国が直面するさまざまな難問に注意を喚起した。

サーレヒー候補への非難

 ロウハーニー大統領の演説に続いて行われたのは、政権によって指名された閣僚候補に対する賛成/反対両議員による議論だった。昨日の信任会議において、有力議員が不在の中で出された反対意見の多くは、サーレヒー=アーミリー氏の施政方針や、同氏の適任性をめぐるものだった。〔‥‥〕スポーツ青年省候補に対する反対意見は、主にフーゼスターン州での同氏の職歴や、「イラン保険」をめぐる不正、そして2009年大統領選後の事件への関与に集中していた。

〔‥‥〕

Tweet
シェア


関連記事(残りの3閣僚候補の信任、国会で検討へ:情勢は不透明)
関連記事(ロウハーニー内閣に対する国会の信任投票、終わる:18名中3名が不信任)
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:31833 )