■湾岸諸国の鉄道敷設計画に1,940億ドル
【アブダビ:シャフィーク・アサディー】
昨日(29日)アブダビで開催された「中東における鉄道および地下鉄に関するサミット2013」の参加者たちは、湾岸協力会議(GCC)加盟国で目下建設中または建設が予定されている鉄道敷設プロジェクトの契約総額は1,940億ドルに達すると発表した。また参加者たちは、GCC諸国では鉄道敷設ブームが始まっており、鉄道敷設は今後10年間で同諸国における生活や仕事の質を根本的に変えるであろうと発表した。
また『MEED』誌が主催した今般の会議の出席者たちは「この地域における諸般の鉄道事業で、本年は約300億ドルの契約が締結された。これは、(湾岸諸国の投資市場の)すべての分野での総契約額1,080億ドルの一部である。諸般の契約により、鉄道分野は本年の(湾岸諸国の投資)市場で最大の分野となった」と強調した。
『MEED』誌のリチャード・トムソン編集長は「今年、湾岸地域の鉄道市場は大きく変化した。この10カ月で、300億ドル以上の助成金によって、われわれは地下鉄システムの構築計画を見直し、鉄道網の主要事業の稼働を目撃した」と述べた。
同編集長は加えて「今年最大級の投資は、220億ドルに上る建設契約で、この契約は今年6月にサウジアラビアの首都リヤドでの地下鉄敷設のための契約である」と述べ「このプロジェクトの成功は、サウジアラビア王国での地下鉄プロジェクトのさらなるの発展への契機となるかもしれない」と加えた。
(後略)
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( 翻訳者:田邉瑞穂 )
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