イラン、サラーヴァーンで起きたテロ事件で国連の対応を求める
2013年10月29日付 Jam-e Jam 紙

【ISNA】イランは国連安保理議長に宛てた書面の中で、サラーヴァーンで起きたテロ行為に対して、国連が緊急かつ適切な対応を取るよう求めた。

 イランの国連常駐代表を務めるモハンマド・ハザーイー大使は国連安保理議長に宛てた書面の中で、国境の町サラーヴァーンで国境警備兵14名が殉教し、6名が負傷したテロ事件について言及し、こうした野蛮な行為への緊急かつ適切な対応を国連安保理に求めた。

 ハザーイー氏はこの書面の中で、ジェイショル・アドルという名のテロ組織がこの攻撃への関与を認めたと指摘した上で、「証拠によると、アーバーン月3日金曜日〔10月25日〕のテロは、イラン東部国境から侵入した暴力主義組織によって起こされたものである」と述べている。

 同氏はまたこの書面の中で、安保理議長ならびに同理事国に対し、「こうしたテロに安保理が適切に対応することは、一方でこのテロ組織ならびにその支持者らに対し、こうした犯罪行為に手を染めることは、いかなる組織によるものであれ、またいつどこでであれ、許容されないという緊急メッセージを伝えることになり、また他方で今回の野蛮な行為の遺族たちの心を慰めることにもつながる」と指摘している。

 ハザーイー氏はまた、この書面で「イランは必要とされる措置を講ずることで、このテロ組織に相応の報いを受けさせることを、心に決めている。そのために、国際社会ならびに近隣諸国には、こうした望みが叶うまで、100%の協力を期待する」と述べている。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:31884 )