スィイルト県アイドゥンラル郡、ティッロ郡へ名称変更―クルド語地名復帰
2013年11月10日付 Radikal 紙


スィイルト県アイドゥンラル郡が、「ティッロ」に復名することに関する法案が可決された。郡の以前の標識は撤去され、代わりに新しい「ティッロ」の標識が設置された。式典では、アフメト・アイドゥン知事と住民らが一緒にハライ(アナトリアの伝統舞踊)を踊った。

トルコ大国民議会本会議において、スィイルト県アイドゥンラル郡の名称が「ティッロ」として変更されることに関する法案が可決された。法案施行後、11月9日に郡では「アイドゥンラル」の標識が撤去され、代わりに「ティッロ」の標識が式典とともに設置された。式典では、アフメト・アイドゥン知事と市民らが一緒にハライを踊った。

スィイルト県アイドゥンラル郡の名称は、昔の名称である「ティッロ」に再び変更され、その後11月9日に郡で標識変更のための式典が開催された。式典へは公正発展党(AKP)スィイルト県選出のオスマン・オレン議員、アフィフ・デミルクラン議員、アフメト・アイドゥン知事、ティッロ市のメスート・メムドゥフオール市長、郡の住民らが参加した。県郡知事府は、市と郡の入り口にある「アイドゥンラル」と書かれた標識を撤去し、代わりに「ティッロ」と書かれた標識を設置した。式典ではアフメト・アイドゥン知事と多数の参加者が太鼓とラッパに合わせてハライを踊った。また、背中にトルコ国旗を纏った学校の生徒たちとともに広場に座り「ティッロ」の人文字を作った。

スィイルト県のアフメト・アイドゥン知事は、「とても意義深く、幸せな日であります。」と述べ、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相を筆頭に大臣ら、国会議員らに感謝を述べた。またアイドゥン知事は次のように話した。:

「私たちのティッロは長年この名前を恋しく思っていました。約49年にわたりこの名前を失い、そしてとても強く望んでいました。とてもありがたいことに、公式に承認され、ティッロの名前も設置されました。アッラーよ、どうか幸運をお授けください。私は1年半ほどここに在任していますが、私たちが質問したとき、アイドゥンラルを彼らは知りませんでした。多くのお客がやって来ては「ティッロはどこですか?」、「アイドゥンラルはどこですか?」と質問します。長年にわたり、ティッロの名は人々の心に刻まれ、彼らが知る一つの名前でした。私は次のようなことを信じる人間です。ある町、村、都市の人々がもしその名前を望むのなら、必ずそれをつけることが必要だと。つまり、この重要な名前は、とても光栄なことに実現したのです。国民を恐れてはなりません、国と国民が協力し合うとき、あらゆることが素晴らしくなります。ふたたび、アッラーよ、どうか幸運をお授けください、努力してくださった皆さんに感謝しています。ティッロ市民やティッロを訪れた人々も喜んでいるように、亡くなったファキールッラー師、イブラヒム・ハック師、シェイフ・ミュジャヒト師、モッロ・ケビル師、ハムザ・ケビル師も喜んでいることでしょう。」

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:佐藤悠香 )
( 記事ID:31926 )