ジャンナティー「アメリカに対して妥協はあり得ない」
2013年11月05日付 Jam-e Jam 紙

 護憲評議会書記のジャンナティー師は、「正義の希求はイスラームの原理・原則の一つである。それゆえ、アメリカには対決的姿勢を保つことが必要だ。われわれの原理・原則を無視するのでない限り、彼らに対して妥協するようなことはあり得ない」と述べた。

 イラン学生通信の報道によると、アーヤトッラー・ジャンナティーは昨日、イマーム・ホメイニー救済委員会のヘルパーらが抱える司法上の問題を解決するために開かれた会議のなかで、核問題について言及し、次のように指摘した。

われわれが核問題で妥協したと考えている者たちは、次のことを知るべきだ。すなわち、〔核問題で〕妥協は存在せず、それはイスラーム共和国ならびに人民が受け入れることのできない敗北なのだ、ということである。いつの日かわれわれがこの問題で妥協し、彼らの要求を受け入れたとしても、彼らは手を引かないということを知るべきだ。彼らはこの国にあるすべての利益を確保するまで、そしてすべての人がイスラームを無視するようになるまで、手を引くことはないのである。

 ジャンナティー護憲評議会書記は最近の最高指導者の発言に触れ、「最高指導者が自らの発言の中で強調されていたのは、次のことだ。すなわち、われわれは自らの力に頼るべきだということ、自らの問題を解決するためには、自らの可能性を活用しなければならないのであって、問題の解決はアメリカの手に握られているなどと考えるべきではないということである」と述べた。

 同師はさらに、「残念なことに、問題はアメリカ人が解決してくれるなどと若者に吹き込もうとしている者が、一部にいる。しかしそうした者たちが知るべきは、われわれには多くの可能性があるということである。人的資本の面でも、天然資源の面でも、また地理的な面でも、である。もしわれわれがこれらを有効に活用すれば、問題は解決可能なのである」と続けた。

 同師はその上で、「降伏すべきだなどと言う者もいる。しかしそうではない。これは悪魔の囁きである。アメリカ人自身がこのように囁いているのである。それゆえ、神を信じ、人民の可能性と意志を活用することで、困難を克服しようではないか」と訴えた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:31965 )