アラブ首長国連邦:「ムーディーズ」、UAEの銀行の見通しを引き上げ
2013年11月14日付 al-Hayat 紙

■アラブ首長国連邦:「ムーディーズ」、UAEの銀行の見通しを引き上げ

【ドバイ、ベイルート:本紙】

信用格付け会社「ムーディーズ」は、UAEの銀行部門の見通しを「ネガティブ」から「安定的」に変更したことを発表した。これは、同部門の運用環境における継続的な向上と不動産部門の回復が続いていることを反映しており、今後12カ月から18カ月で多くの債権問題の解決と、銀行部門の利益率増加をもたらすと見られる。
 
また同会社は、UAEの銀行は高い流動性のレベルと、世界金融危機後に築かれた資本バッファーの拡大を維持すると予測した。ムーディーズはUAEのGDPの伸びを今年度はおよそ3.6%、来年度中に3.7%と予測しており、その伸びは特にアブダビにおける政府支出、並びにドバイの多様な民間部門の回復の確かな兆しに支えられている。ムーディーズが発信したレポートでは、「高まりつつある信頼と不動産市場の回復を伴ったこの伸びは、2014年度に信用貸しを7%から10%の間へ高める働きをするだろう」と述べられており、このことからムーディーズは、この全般的な状況が、不良債権問題を解決し、不良債権比率を予測期間内において、2012年度末に記録した10.5%よりも低い8%から9%の間にまで減らすことを助けると考えている。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:角田幸穂 )
( 記事ID:31979 )