イスタンブル、水不足の危機
2013年11月29日付 Milliyet 紙


イスタンブルに水を供給するダムの貯水率が近年に比べ減少している。2010年11月に72%あった貯水率が今年は40.6%に落ちた。

イスタンブル上下水道局(İSKİ)のデータによれば、水量は目に見えて減少しており、昨年に比べ6.5%落ちている。アリベイキョイ・ダムの水量は19%にまで落ちた。水位の減少により普段は水の下にあるアーチが完全に見えるまでになった。

■年度ごとの貯水率

11月の他のダムの貯水率は次の通り:
サズルデレ 26.85%、ビュユクチェクメジェ 36.66%、ダルルク 44%、テルコス 51.72%、ウストゥランジャラル 52.83%、オメルリ 54.75%

直近5年間におけるイスタンブルにあるダムの11月の貯水率は以下の通り:
年度 - %
2009 - 87.42
2010 - 71.53
2011 - 56.49
2012 - 46.84
2013 - 40.39

■貯水率は39%前後

イスタンブル広域市(İBB)のカーディル・トプバシュ市長は、イスタンブルには雨や雪が必要と思うと語った。市長は、「イスタンブルにあるダムの貯水率は 39%前後です。問題はありませんが、エネルギー、電気、液体燃料、水を節約することは非常に重要です。水が蛇口に届くまでにかかるコストのうちの80%はエネルギーや揚水、モーターで占められています。もしも我々が無駄遣いしなければ、貯えは強化され、エネルギー消費を節減したことになるのです」と話した。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:32126 )