UAE外相「われわれはイランのパートナーになりたい」
2013年11月30日付 Jam-e Jam 紙

 アラブ首長国連邦(UAE)の外相は我が国の当局者らとの会談のなかで、イラン・イスラーム共和国との協力を希望していることを強調した。

 メフル通信の報道によると、木曜日にテヘランを訪問したシャイフ・アブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーンUAE外相は、我が国の大統領および外相と会談を行った。

 同外相は、「われわれはイラン・イスラーム共和国の隣人だ」とした上で、「しかし、われわれはこのレベルで満足してはいない。われわれはイラン・イスラーム共和国のパートナーになりたいと思っている」と語った。

 同外相はイラン外相との会談のなかで、「われわれには、話し合いの可能な協力の余地が数多くある」と述べた上で、「われわれはUAEにおいて、常にイランのパートナーであり続けてきた。われわれは今日、これまで以上に強固なパートナーになる予定だ」と付け加えた。

 イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相もこの会談のなかで、イラン・イスラーム共和国は隣国、特にUAEのような友邦・同胞国との関係を極めて重視していると述べ、さらに「この地域は域内のすべての国のものだというのが、われわれの信念だ」とした上で、「地域の平和、進歩、そして繁栄は皆のためにある〔‥‥〕」と続けた。

 同氏はまた、「われわれはどのような進歩も、域内諸国にとっての勝利であり、域内諸国を脅かすいかなる危険・脅威も、自分たちの利益に反するものだと考えている」と言明した。

 同氏はさらに、「われわれは地域の安全と発展は、互いに切り離すことができないと考える。われわれは域内諸国との関係をこうした枠組みの中で捉えている」と付け加えた。

 UAE外相はこの会談の別の箇所で、「われわれの考えでは、域内諸国の安全と安定、進歩は、いかなるものであれ、域内の他の国にも影響を与えている」とし、ジュネーブでの核協議の成功に向けて〔イランが傾注した〕努力に感謝の意を示した上で、「この問題は域内のすべての国に良い影響を与えている。こうした良い影響がイラン、そして地域〔全体〕に返っていくことを願っている」と述べた。

〔‥‥〕

 シャイフ・アブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーンUAE外相はまた、イラン大統領とも会談し、その中で「われわれは両国民の友好関係を誇りに思っている」とした上で、「UAE政府は同大統領の提唱により、経済合同委員会を両国間で立ち上げることを望んでいる。これに関し、同政府はあらゆる分野、特に民間部門での協力関係をイランとの間で拡大させる用意がある」と述べた。

 ロウハーニー大統領もUAE外相との会談のなかで、「イランは地域が安定し、発展へと向かうことを望んでいる。〔そのためには〕団結し、一枚岩となって、経済協力関係を発展させていかねばならない」と応じた。

〔‥‥〕



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:32139 )