モロッコとアメリカ、二国間のパートナーシップを強化
2013年12月01日付 al-Hayat 紙
カサブランカ港の商船
カサブランカ港の商船

■モロッコとアメリカ、二国間の商業的提携を強化

【ラバト:ムハンマド・シャルキー】

アメリカとモロッコ王国は、ワシントンでバラク・オバマ大統領とムハンマド6世との間で行われた会談の後、二国間の政治、商業、経済、財政、文化、安全保障上のパートナーシップを発展させることを確認した。両国は2004年に二国間で締結された自由貿易地域協定の発展、アメリカによる投資の促進、モロッコを通じたマグリブ地域及び西アフリカのビジネス環境の改善を強調した。

一昨日ホワイトハウスが発行した報告書によると、アメリカ政府はモロッコ政府を「中東及び北アフリカで最も近いパートナーの一つである。アメリカ政府は2011年(のモロッコ)憲法の約束の実現、モロッコの民主主義の機構の強化への米国の参加方法の模索のため、モロッコと協力する責任を負っている」とみなしている。

また同報告書は、モロッコを中東第一のパートナー国であると指摘した。それによると、モロッコはアメリカと共通の原則を支持している。その原則とは、国際的投資・情報通信産業と結び付いたサービス産業のための原則のことである。また、モロッコは21世紀のための開放的で近代的な経済発展のため、アメリカと協力することを決定している。

両国は先週ワシントンで、関税システムの近代化、双方向の貿易促進のための港湾の解放、行政措置の簡略化、資金洗浄・不正貿易・金融犯罪対策のための協定に調印した。また、双方は、両政府がテロ犯罪や麻薬・武器密輸、資金洗浄・人身売買を発見することと、それらの罪を犯した者を裁判にかけることを可能にする相互援助に関する協定に調印した。

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( 翻訳者:大室 奈津美 )
( 記事ID:32147 )