「エルドアンが来る、ミニスカートを隠せ」ムーラ市で広告騒動
2013年12月01日付 Hurriyet 紙


エルドアン首相のムーラ市訪問を前にスカートの丈を伸ばしたといわれる脱毛業者のポスターが完全に撤去された。

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相のムーラ市訪問の前に、ある脱毛業者が広告板に貼った広告ポスターの(女性)モデルのスカートの丈を伸ばしたという。 そのポスターを貼った脱毛センターの責任者は、モデルのスカートの丈は自発的に6月に伸ばしたと話し、首相の訪問とは無関係であると主張した。

エルドアン首相のムーラ市及び周辺地区の訪問計画のため、同市のあらゆる集会とデモ行進が禁止された。公共の秩序ためにとられたこの禁止事項はそれに限ったわけではなかった。市の中心部にあるいくつかの広告板が撤去される一方、ムーラスポルの試合も延期された。ムーラ県警察本部から出された書面による発表では、挑発的な違法行為の事前防止及び犯罪行為防止の目的で、エルドアン首相の土曜日と日曜日のムーラ県中心とフェシイェ郡とミラス郡でおこなわれる総合開幕式典を前に県全域における全集会、デモ、テント設置、団体の移動のような活動に対する制 限が発表された。

■スカートの丈騒動

ムーラ市のある脱毛業者は、同市内の二つの広告板に貼った広告ポスターについて首相訪問前に地元のメディアに取り上げられ、ポスターのモデルのスカートの丈を伸ばしたという。ポスターを貼った脱毛業者の責任者のギュライ・キルピ氏は、ポスターはムーラ市のバスターミナル、大学、キパ・ショッピングモール (AVM)入り口の三か所の広告板にあり、去る6月からこのように(丈を伸ばし)変えて貼られていたと語った。キルピ氏は、「ポスターのスカートの丈はもともと短かった。しかし、わたしたちが思うところがあり、去る6月にスカートの丈を伸ばしたポスターを貼りました。ある広告会社と一年契約があります。それまで私たちのポスターの掲示を続けます。ポスターのスカートの丈を伸ばしたことと、首相のムーラ訪問とは全く関係ありません」と述べた。

■そのポスターは撤去

ポスター論争に夜、新たな展開が見られた。スカートの裾を下げたといわれるモデルのポスターは30日の夕方、完全に撤去された。ポスターがなぜ撤去されたかについては、何も発表がおこなわれなかった。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:32155 )