レバノン:イラクのクルディスタン地域との経済関係強化
2013年12月07日付 al-Hayat 紙

■レバノンとイラクのクルディスタン地域の間の協定草案

【ベイルート:本紙】

レバノンと、イラクのクルディスタン地域は、経済的関係の強化と調整を目的とする協定の合意覚書草案を作成した。レバノンの暫定政府のニコラ・ナッハース経済産業大臣がクルディスタン地域を訪問した間に議論したテーマが注目された。同大臣には、経済局長代理のフアード・フライフル氏と参事官が同行し、クルド地域のスィナーン・シャルビー経済産業大臣と、レバノン人の実業家らが出迎えた。

ナッハース大臣は経済産業省で会議を開き、その会議には同省でこの問題に関係する諸局長たちが参加した。同会議は以下のことについての議論を含んだ。展示会の開催、保険会社、レバノン人のための入国ビザ、農業製品を含むレバノンの商品がクルド人地域に入るのを容易にすること、レバノンの品質基準と工業調査研究所発行したレバノンに適用されている証明を信用すること、観光関係を発展させること、クルド人地域の市民たちのレバノン訪問奨励、双方の通商関係の発展のための合同委員会を設立すること、である。

ナッハース大臣は、同地域のマスウード・バルザーニー大統領とニチルファーン・バルザーニー首相とともに、商業・文化・観光関係の発展について議論した。議題の中には、クルディスタン地域の入域ビザを発給簡素化が含まれた。また同大臣は、ファラーフ・ムスタファ外務関係大臣に会い、領事を任命する必要性についてと、同地域におけるレバノンの代表水準を上げる必要性について集中的に議論した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:細谷文乃 )
( 記事ID:32198 )