ロレスターン州選出の国会議員9名も議員辞職を示唆
2013年12月10日付 Jam-e Jam 紙

 〔イラン南西部でマイノリティのロル人が多く住む〕ロレスターン州選出議員団に属するイーラジ・アバディー議員は、来年度予算法案に貧困地域関連予算が計上されていないことに抗議して、同州選出の議員らが辞職をちらつかせていることを明らかにした。

 アバディー議員は、「第5次開発計画法の第180条によれば、政府には一般予算220兆トマーン〔約7.3兆円〕の2%、すなわち4兆トマーンを貧困州のために計上する義務があったはずだ。ところが、実際にはそうなっていない」と述べた。

 同議員は「こうしたことは、貧困地域に対する予算だけで起きていることに鑑み、貧困州の一つであるロレスターン州選出の議員として、われわれは〔同州が享受すべき〕法的権利に目をつむることはできない」と述べた。

 ホッラムアーバード選出の同議員はさらに、「もし州に割り当てられるべき予算について再考がなされず、関連予算額に改善が見られないのであれば、われわれは辞職することになろう。なぜなら、こうした場合には、われわれが国会に残っていることに、もはや何の意味もないと考えるからだ」と指摘した。

 これより前、フーゼスターン州選出の議員らも来年度予算法案で同州に計上された予算額に抗議して、議員辞職することを宣言していた。

 〔イラン北西部西アゼルバイジャン州の〕ブーカーン選出のモハンマド・ガスィーム・オスマーニー議員も、同選挙区にあるダムに計上された予算額に抗議して、議員辞職をちらつかせている。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:32319 )