中東諸国に降雪
2013年12月16日付 Hurriyet 紙


中東諸国は、近年で最も寒い冬になった。イスラエル、パレスチナ、レバノンとエジプトで通常の季節よりも気温が下がったため、国民は何年かぶりに初めて12月に雪を見た。

イスラエルのエルサレムで豪雪のため多くの道が閉鎖され、雪に足止めされた車両を救出するために軍が出動した。吹雪に巻き込まれたいくらかのイスラエル人は困難な目に遭った。イスラエルはまた、洪水と格闘するガザへの燃料の供給停止を緩和した。

■112年ぶり

エジプトの首都のカイロで112年ぶりに雪が降った。寒気が人生で初めて雪を見た多くのエジプト人を幸せにした一方、ピラミッドも白い雪に覆われた。雪はレバノンとシリアにおいても支障をもたらしている。3年間、内戦状態にあるシリア人たちは、凍えるような寒さに対処しようと努力している。レバノンの難民キャンプに雑然と建てられたバラックやテントに残るシリア人も冬をどのように乗り越えるかで頭を悩ませている。しかしながら、雪を利用する人もいないわけではない。シリアで雪から戦士を作った自由シリア軍の隊員のように。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:32325 )