エジプト:「同胞団」の学生によるデモで衝突が発生、予備試験は中止に
2013年12月18日付 al-Hayat 紙

■エジプト:「同胞団」の学生によるデモで衝突が発生、予備試験は中止に

【カイロ:本紙】

エジプトの多数の大学で「ムスリム同胞団」の学生らはデモを継続し、その一部では大学治安管理当局や警察部隊との衝突が発生した。また一部の学部ではデモ参加者らが学業を停止させるために、予備試験実施を強引に中止させた。

イスマイリーヤ市で実行された、軍と警察に対する攻撃を行ったとの容疑がかけられている指名手配者を逮捕するための治安上の作戦中には、内務省直属の軍の士官1名が殺害された。一方アブドゥルファッターフ・スィースィー国防相はシナイ半島での軍事演習を視察した際に、「テロとの戦い」の継続の必要性を強調した。

マンスーラ大学(ナイルデルタ)とアシュート大学(エジプト南部)では警察部隊と「同胞団」の学生らとの間で衝突が複数件発生し、首都カイロのカイロ大学、アズハル大学では同胞団の学生がデモを行った。アズハル大学の学生らは学内を出てナセル通りに入り、通りを封鎖したが、数分後に軍が鉄製のバリケードを設置しラービア・アダウィーア広場への行進を継続できないようにした。しかし学生らは無抵抗に大学のキャンパスに戻り、「同胞団」に所属する女子学生もカイロ東部のユースフ・アッバース通りを封鎖していたが、無抵抗に退却した。

アズハル大学の女子学生らは工学部および人文学部の施設複数を封鎖し、他の女子学生らが予備試験を受けられないようにした。また同大学の男子学生らも商学部、農学部の施設を封鎖し、試験を受けられないようにした。これを受けて両学部は試験の実施を中止した。

(後略)

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( 翻訳者:前田悠作 )
( 記事ID:32329 )