エジプト:ムルスィー他同胞団幹部を起訴
2013年12月19日付 Al-Ahram 紙

■ムルスィー、バディーウ、シャーティルおよび33名の同胞団員が(国外組織と)通じていたとの件で起訴…:検察「被疑者らは国外組織と結託し、テロ行為と国家機密漏えいを図った


【スィナーウ・アブドゥルアーティー、ナーギー・ガルガーウィー】

ヒシャーム・バラカート検事総長は、ムスリム同胞団の指導部の一員であるムハンマド・ムルスィー前共和国大統領、同団の最高指導者ムハンマド・バディーウ、同副最高指導者のハイラト・シャーティル、マフムード・イッザト、およびムハンマド・サアド・カタートゥニー前国民議会議長の起訴を命じた。

同指導部メンバーのムハンマド・バルターギー、イサーム・アルヤーン、サアド・フサイニー、およびムハンマド・リファーア・タフターウィー前共和国大統領府長官、アスアド・シャイハ同副長官、同胞団の国際組織所属のアフマド・アブドゥルアーティー前大統領事務局長官、ほか同団の指導者、同国際組織のメンバー25名が、国外に拠点をおく複数の外国の組織と通じるという罪を犯したとして同様に起訴された。

検察本部は被疑者らに、国外に拠点をおく複数の外国の組織と結託し、国内でのテロ行為、安全保障にかかわる国家機密の外国や外国の利益の為に活動する者らへの流出、テロへの資金援助、同胞団の国際組織の目的を果たすための軍事訓練、ならびに国家の独立と統一、国土の平安を脅かす行為を図ったとの嫌疑をかけた。

複数の調査によれば、同胞団の国際組織はエジプトを大混乱に陥れるために暴力的なテロ行為をエジプト国内で行い、またエジプトの同胞団の指導部と複数の外国の組織との同盟などの項目を含むテロ計画を立てた。これらの外国の組織とは、同胞団の軍事部門であるイスラーム主義抵抗運動ハマースや、イラン革命防衛隊との関係が深いヒズブッラーほか、過激なタクフィール主義思想をもち、険しい砂漠の道を経由して西部国境から武器の密輸を行っている国内外の複数の組織である。

(後略)

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( 翻訳者:前田悠作 )
( 記事ID:32340 )