スキー帰りのバスで大事故、11名死亡
2013年12月21日付 Radikal 紙


スキーに行っていたエルジエス山からの帰途にあった学生たちを乗せたバスが、雪道でスリップして事故を起こした。最初の事故で怪我をした人たちを助けようとした人たちの中へ、坂を下に向かってスピードを出してきたミニバスが突っ込んだ。結果は恐ろしいことに……。

カイセリのハジュラル郡での交通事故では、第1報によると11人が死亡、31人が怪我をした。大学生の乗っていたバスは、スキーをするためにエルジャス山へいっていた。死亡者の大部分は学生だった。今回事故を起こした51-AR-105のナンバープレートのバスは、義務があるにも関わらず雪道用タイヤをつけていなかったことが明らかになった。


エルジエス山道で12月21日の夕方に起きた連鎖事故で、11人が死亡、31人が怪我をし、うち4人が重傷を負った。

事故は17時45分ごろ、エルジエス―ハージュラル山道で発生した。週末にカイセリへ来たニーデ大学の学生たちは、エルジエス山へ上った。学生たちの乗ったドゥルムシュ・オザン社の51-AD-105のナンバープレートのバスは、夕方帰途についた。未確認情報によると、雪道で下り坂を下りているときにブレーキ版が異常に熱を発していたため、ブレーキがきかなくなったという。運転手がハンドルのコントロールを失い、バスは道端の電柱に衝突し、路肩で横転した。

■連鎖事故と悲劇

バスの乗客が怪我をし、事故現場に112救急サービスチームが送られた。救急隊のメンバーが怪我人を救助し、バスの学生たちは怪我人を救急車へ運び入れようとした。その時、坂の下にスピードを出して降りてきた、今でも運転手氏名が不明の51-HV-762のナンバープレートのミニバスが、救急車と怪我人を助けようとしていた救急隊メンバーとバスの乗客に衝突した。

この殺人のような事故で、そこは一瞬で戦争のような空間になり、遺体と怪我人が脇に吹き飛ばされた。派遣された応援チームは、雪の上に吹き飛ばされた怪我人を助け、死体を集めた。

第1報によると9人の命を奪ったこの事故において、その後死者の数は11人に上った。31人に上る重軽傷者は、市の中心にある病院へ運ばれた。雪上にあった遺体も、局員によって集められ、遺体安置所に移された。

■事故を起こしたミニバスの後部タイヤは、補修タイヤだった

雪道用タイヤを付ける義務があったにも関わらず、ニーデのウルクシュラ郡から雪道用タイヤを付けず、車両点検も完全には行わずに出発した51-AR-105のナンバープレートのミニバスは、後部タイヤも補修タイヤだったことが明らかになった。事故を起こした二つのミニバスとも、タコグラフが交通警察によって押収された。事故について始められた調査は、多方面から進められている。

■数人の身元が明らかに

事故は11人が死亡し、4人の重傷者を含む31人が被害にあう結果となった。死亡したのはハサン・ギュルバハル、メフメト・トスン、ジュスクン・ジュスクン、アルパイ・バハドゥル・ウタル、ジェラル・ジョシュクン、メリケ・ヴェリオールであることが分かった。重傷者は、112番の救急車の運転手で救命技術師のイブラヒム・ソイタス、ミニバスの運転手ドゥルムシュ・オザン、エネス・ダルクランとマフムト・ミュジデであると分かった。

事故を起こした51-AR-105のナンバープレートのミニバスは、レッカー車によって道から運ばれた。交通警察は、事故の起きたカイセリ~ハジュラル~エルジェス間の道を交通封鎖した。エルジェス山への交通は、カイセリ~ヒサルジュク~エルジエス間で保障されている。

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( 翻訳者:橋本直樹 )
( 記事ID:32379 )