エジプト:アラブ観光客誘致
2013年12月30日付 al-Hayat 紙
ルクソールのカルナック神殿から日の出を見る観光客(AFP)
ルクソールのカルナック神殿から日の出を見る観光客(AFP)

■エジプト:政府はエジプト観光年を湾岸で開始、3億6700万ドルの投資プロジェクトを提案

【カイロ:マールスィール・ナスル】

エジプト観光省は来年(2014年)の始まりに、アラブ人観光客の誘致を目的に、「湾岸諸国におけるエジプト観光年2014」と題するイニシアティブを始動する。そして、エジプトのヒシャーム・ザアズーウ観光大臣は、エジプト支援についてのアラブ諸国の立場を賞賛した。同大臣は、「2月の新月」フェスティバルの期間中の来年2月にクウェートを訪れる意向であると指摘した。そして、多くのアラブ人観光客向け観光プログラムを始めるつもりであり、この計画はエジプト航空とクウェート航空の協力を得て行われることを明らかにした。

同大臣はクウェート各紙の代表者と開いた記者会見において、エジプト観光業への支援は、観光が基本的な柱の一つと見なされるエジプト経済の利益につながると述べた。そして、エジプトは困難な局面を程なく克服し、エジプト国民が描いたロードマップ実現に向けて出発するだろうと述べた。また、ザアズーウ大臣はクウェート報道機関の代表団に対し、(エジプトの)真の姿と、シャルム・シャイフへの訪問中に安全と安心の下で自らが触れたものを報道するように要請した。そして同大臣は、アラブ人観光者にとって魅力的な多くの要素があり、最も重要なものは彼らに提供される価格であると述べた。

一方、ハーリド・フーダ南シナイ県知事は、クウェート報道機関代表団の訪問をうれしく思うと表明し、このことはエジプトへのアラブの観光の回復に影響力のある支援だと見なした。そして、同知事は新たな治安システムについて説明した。このシステムは、南シナイ県が近日中に実施するもので、完全な安全の実現を保証するカメラの設置を含んでいる。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:田村颯 )
( 記事ID:32440 )