シリアで40日前に誘拐され、今日、国家諜報機構によって身柄引き渡しを受けた新聞記者ビュンヤミン・アイギュンは、ジルベギョズ通関からトルコに入国した。ここでハタイ副知事メフメト・エリシュによって出迎えられたアイギュン氏は、トルコ人記者団への最初の一言は、「8,000万人の国民のひとりであることを誇りに思っている。私の誘拐はアルカイダ関係と考えている」と述べた。
ミッリイェト紙の写真記者であるビュンヤミン・アイギュン氏は、12月にシリアでアルカイダ関係のテログループによって誘拐された。同氏は8人の国家諜報機構のチームの同行を受けトルコ国内に入国したという。
■アイギュン:私はアルカイダに関係のあるテロ組織に誘拐された
まず何よりも自分自身の国にいることは素敵な気分だと強調したアイギュン氏は、「現在、自分の国に足を踏み入れたこと、本当はこれほど人々が出迎えるとは予想していなかった。シリアでの生活がもっと長くなるだろうと考えていた。もっとも希望のない側面は私に不利に下された執行命令だった。なぜならミッリイェト紙の記者であるためミッリイェト紙がムスリムではなく、私たちがトルコとしてイスラエルとアメリカのために働いていると考えて、初日はこうして過ぎた。私がスパイであると彼らは考えていた。尋問が終わって20日後に少し安心した。結果がどうであろうとも、手錠をかけられ、目隠しをされており頻繁に場所を変更していた。みなさんが知らない場所で尋問を受けるようなものです。目隠しされてどこにいるのかわからなかった。拷問はされなかった。しかし尋問はふつうではなかった。世界中のどこであろうとこうはならない。私を誘拐したのはアルカイダと関係のある組織である。彼らはちゃんとは話さなかったが、[相手が]イラクとシャームのイスラム国家[という組織]であるとわかった。彼らの言葉尻からだ。拷問はなかったが、辛い日々だった。イスタンブルを懐かしんだ。トルコ共和国の国民であることをとても誇りに感じている。首相府、外務省、専門組織が後ろに存在していること、市民援助財団IHH(人権・自由・人道支援財団)のような組織が皆の背後にいるというのは、とても素敵な気分である。今も夢を見る。誘拐された時、20日間この夢を見続けた」と述べた。
■ダヴトオール外相:アイギュンと少し前に話した
外相アフメト・ダヴトオールは、ミッリイェト紙の写真記者ビュンヤミン・アイギュンがトルコ国境からほど近い地域に連れてこられたことを述べて、アイギュンと少し前に話したと述べた。
ダヴトオール外相は、ツィッターでフォロワーにアイギュン氏が解放されたことに関するツィートをした。アイギュン氏の解放という朗報をレジェップ・タイイプ・ エルドアン首相が日本に出発する前に伝えたとし、「アイギュンと少し前に話した。彼はとてもトルコに近い場所におり、もう少しでトルコに戻ってくる」と述べた。
■レイハンルでの準備
シリアで誘拐され、40日間人質として捕えられていたミッリイェト紙の写真記者アイギュン氏が解放されたという知らせがハタイに届いた。この情報の後にハタイのレイハンル郡ジルベキョズ国境で準備がおこなわれた。しかし当局はまだ会見を行っていない。アイギュン氏がジルベギョズからの入国を行う時に事情聴取をおこなうという。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:32497 )