シリア:「ジュネーブ2」会議の交渉規則が設定、ムアッリム外相とジャルバー議長の会談
2014年01月09日付 al-Hayat 紙
アレッポ制圧後同市にある「ダーイシュ」の拠点入口に集まる反体制派戦闘員ら(AFP)
■交渉規則:ムアッリム外相とジャルバー議長がイブラーヒーミー特使を介して会談
【ロンドン:イブラーヒーム・ハミーディー】
【ニューヨーク、ベイルート:本紙、AFP】
潘基文国連事務総長は、今月(1月)22日に予定されている「ジュネーヴ2」会議に出席するシリア政府および反体制派の両代表に向けた要請のなかで、「交渉規則」を設定した。また、シリアのワリード・ムアッリム外相と反体制派「シリア国民連合」のアフマド・ジャルバー議長の間では、アフダル・イブラーヒーミー(ブラヒミ)国連アラブ連盟共同特使を介した間接的な形で会談が行われることになっている。
今月6日、潘事務総長は3つの国際機関と30カ国の国々、シリア政府代表団の長を務めるムアッリム外相および「反体制派・国民連合代表団長」を務めるジャルバー議長に対して複数のことを要請した。本紙はこれらの要請に関する文書を、3つの付属文書とともに入手した。その付属文書とは、2012年6月に発されたジュネーブ1の声明文と、政治的プロセスにおける女性の役割を確認した安保理決議の文書、およびジュネーブにて今月24日行われる予定の交渉における規則(に関する文書)の3つである。同交渉は、今月22日にモントルーで開催される会議の後に行われる。
会議規則は8つの行程を含み、(ジュネーブ2)会議の目的をジュネーブ1の声明の実施におくことや「移行プロセスのための原則とガイドラインはシリア主導によるものと限定すること」が含まれ「これは政治的に義務付けられることであり、シリアの当事者にジュネーブ声明を包括的に適用することを求める会議規則である」ことなどが示されている。また話し合いは会議の主宰側の「仲介」の下行われ、ブラヒミ特使がその任を務めるとのことであり「当事者らは主宰側を介した意見のやり取りを通じて対面する。(しかし)このことは、当事者間の合意により実施されるならば、交渉プロセスの一部としての当事者間の直接的な対話を妨げることにはならない」とされている。
(後略)
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( 翻訳者:辰巳新 )
( 記事ID:32522 )