中国からの支援物資載せたシリア行きパキスタン機、アンカラで強制着陸
2014年01月12日付 Hurriyet 紙

中国からの物資を積み、ビシュケクからシリアの首都ダマスカスへ向かった航空機がトルコ領空に入ったところ、武器を運んでいる可能性があるとして警告を受け、強制着陸させられた。

航空機はキルギスの首都ビシュケクを出発し、ダマスカスへ向かっていたが、アンカラのエセンボア空港に強制着陸させられた。実施された調査ではこの飛行機が武器や戦闘用物資を運搬していなかったこと、機内にあったのは大量の毛布と人道支援物資だけであったことが明らかになった。

参謀司令本部は、航空機がパキスタン機で、ビシュケクを発ちダマスカスへ向かったこと、中国が供給した物資を積んでいること、トルコ領空の通過には、着陸し調査を実施するという条件で許可が与えられたことを明らかにした。関係者の一人は航空機の強制着陸について話し、「航空機が人道支援物資を運輸しているとの申告があった。その申告内容にある物資の確認のために、安全なやり方で強制着陸した」と語った。

航空機では毛布と支援物資が見つかったが、航空機は現在もエセンボア空港にあり、トルコを出発するのは翌日であると発表された。

■過去にロシアと問題発生

トルコは、2012年に軍資材運搬の疑いで、モスクワからダマスカスに向かったシリア機A-320型民間航空機を、軍用機の出動によりエセンボア空港へ強制着陸させている。
航空機には乗組員を含め37名が搭乗しており、調査で12~13個の巨大な箱が発見された。その中からは、武装資材の一部であるとされる物資が見つかった。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:吉岡春菜 )
( 記事ID:32554 )