ヨルダン:水プロジェクトに日本の「JICA」が資金提供
2014年01月31日付 al-Hayat 紙
ヨルダンのダム(ウィキペディアより)
ヨルダンのダム(ウィキペディアより)

■ヨルダン:水プロジェクトに日本の「JICA」が資金提供

【アンマン:ヌールマー・ナアマート】

ヨルダン水灌漑省水道庁のタウフィーク・ハバーシュナ事務局長と、日本の国際協力機構(JICA)の海外プロジェクトリーダー大村芳樹氏は、JICAが、ディールアラー地域やアイン・バーシャー地域での複数のプロジェクト、とりわけ水ネットワーク改善のためのプロジェクトに2,500万ドルの資金を提供する合意に調印した。この資金提供は、飲料水供給能力の向上、損耗(漏水)の現象、現在の状況に対応し資源消費を充足させるための要員の訓練に反映されるだろう。これは、飲料水供給事業の改善と、国民の間での意識の普及を保障する。

ハバーシュナ局長は、この合意は「シリア難民の波に直面して人口が過密となっている地域での異例な状況に対応するため、緊急で解決策を見出すための水道当局の努力の文脈に含まれる」と述べた。さらに「新しい現状は、上下水道のサービスに大きな影響を与える厳しい環境を課している」と説明した。 

これとは別に、ハーズィム・ナースィル水灌漑省大臣と「ブータース・アラビーヤ」社のジャマール・サラーイサ取締役会会長、および同社のブルナト・ハーマン社長は、カラク県のワーディー・イブン・ハマードにダムを建設する合意に調印した。事業の金額は2,600万ディナールで「ブータース・アラビーヤ」社が全額負担する。このダムは、カラクおよびタフィーラと南部地域の諸県のために使われる。

ナースィル水・灌漑相は以下のことを強調した。「この活動は、今後数年間でのヨルダンにおける水の集積の見通し拡大、諸般のダムの貯水能力増加のための真剣なものである。また地下水を保護するため、可能な限り多くの雨水を貯水する能力を強化し、地表面の流水・湖水を利用する能力を強化するものである。さらに、あらゆる地域の地域社会の状況を改善し、生活水準を向上させるものである。これらは、家畜用の水を充足させ、牧草地を開発し、一層の雇用機会を創出することによって達成する」

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:中山実佐子 )
( 記事ID:32771 )