司法権長官、アフマド・シャヒード国連人権特別報告官の報告を批判
2014年01月30日付 Iran 紙
司法権長官は、イラン問題担当国連人権特別報告官による新たな報告書の原案について、「虚偽、事実誤認、そして誤った推論」に満ちたものだと指摘し、各国の国内法に相対するときの西洋人のダブルスタンダードを批判した。
イラン学生通信の報道によると、サーデグ・アーモリー=ラーリージャーニー師は昨日の司法高官会議の席上、イマーム・ホメイニーの運動と、イスラーム革命が今日の世界に及ぼした影響・福音について分析する中で、次のように述べた。
あなた方が今日目にしているのは、シーアの思想がイスラーム世界、そして世界中で一つの合理的で論理的、かつ穏健な思想となっている様だ。その一方で、テロリストたちや
タクフィール主義者たちは、アメリカをはじめとする〔西洋〕諸国の支援を受けているような国々〔※サウジをはじめとするペルシア湾岸諸国のこと〕の内部から生じているのである。恐らく自らの生・歴史の中で、これまで選挙など一度たりとも経験したことのないような国が、アメリカの支援の対象となっている。そのようなときに、彼らは「われわれは人権の擁護者だ!」などとのたまっているのだ。
司法権長官は演説の別の箇所で、麻薬密売犯に対する死刑がイスラーム共和国の法律に存在することに対して、諸々の人権報告書の中で批判が繰り広げられていることについて、「死刑という罰則は、アメリカをはじめとする多くの国の法律にも存在する。しかし彼らが、人権擁護者たちから同じような圧力に直面することはないのである」と指摘した。
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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:32783 )