14才少女と結婚の軍人、禁固刑へ
2014年02月07日付 Milliyet 紙

シヴァスでL.T.上級軍曹(25)は、8年前に知り合った当時14歳のL.M.さんと正式に結婚せず内縁状態になったとして、「児童に対する継続的性的虐待」罪により、8年4月の禁固刑の刑が下された。

L.T.上級軍曹の逮捕に関して、現在2人の子供と共に残された妊婦L.M.さんは夫の釈放を望んでいる。

シヴァス在住のL.T.氏は、2006年アダナ県コザン市の高校生だった時に、L.M.さんと知り合い恋に落ちた。L.T.は当時自分より3歳年下であるL.M.さんと正式な結婚をせずに暮らし始めた。L.M.さんは結婚(同棲)から1年後、M.A.と名付けられた子供を出産した。2008年に服用した鎮痛剤で中毒症状をおこし、ヌムーネ病院へ搬送された。そこからジュムフリイェト大学医学部附属病院の救急に搬送されたL.M.さんを診察した医師は、彼女が結婚していることを知ると、「若くして結婚したために、うつ状態になり自殺を試みた」疑いがあるとして、警察に通報し、捜査が始められた。L.T.氏について「児童に対する継続的性的虐待」罪による裁判が開かれた。

シヴァス第2重罪法廷において取り行われたこの裁判は、2009年10月6日に判決が出ている。裁判所はL.T.に対し8年4か月の禁固刑を下した。L.T.が2010年1月6日にL.M.さんと正式に結婚すると、最高裁判所は第14刑事小法廷に申し入れをおこない、L.T.への判決に異議を申し立てた。裁判が最高裁判所で争われている頃、L.T.は2010年に上級軍曹の試験に合格し、シイルトにおいて任務を始めた。家族も呼び寄せ、3年にわたって職務を果たした。最高裁判所第14小法廷は地方裁判所の判決を2014年1月23日付で承認した。

■アダナで逮捕

シイルトから休暇で妻と共にアダナのコザン市の義父の家に行ったL.T.上級軍曹は、1月27日に拘束された。手続きがなされた後、裁判所に送られたL.T.は逮捕され、コザン刑務所に収監された。

7歳のM.A.と1歳半のB.K.という2人の子供との母親であり、さらに一人の子を妊娠しているL.M.さんは、夫が刑務所に入れられたことにショックを受けた。夫が釈放されることを望むL.M.さんは次のようなことを述べた。

「私たちはお互いに好意を持ったうえで、家族の許可を得て結婚しました。私は15歳のときにヌムーネ病院で出産しました。私が既婚かどうかも、正式な結婚をしたという書類があるかどうかも尋ねられませんでした。子供を産んでから1年後、体調不良によってジュムフリイェト大学医学部大学病院に行きました。正式な結婚をしてないことが知れると、夫について裁判が始まりました。裁判は6年間続き、夫に対し8年4か月の禁固刑が下されたのです。夫は、この刑罰を認めませんでした。唯一の罪は私と結婚したこと、私を愛したことなのです。私を捨ててくれれば、こんなことにはならなかったのに。夫は精神的にまいっています。刑務所から出られなければ、夫は職も失ってしまうでしょう」

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( 翻訳者:桑迫静香 )
( 記事ID:32847 )