トルコ機ハイジャック未遂、犯人のウクライナ人拘束
2014年02月07日付 Milliyet 紙


ハイジャックされそうになったトルコ機の、ハイジャック犯は逮捕された。

ハリコフ(ウクライナ)・イスタンブル定期便が、爆弾をもっていると称する乗客によってソチに向かうよう要求された。ハイジャック犯はコックピックに入ろうとしたがパイロットらはそれを阻止し、飛行機をサビハ・ギョクチェン空港に着陸させた。降伏せよとの呼びかけにノーと答えたハイジャック犯に対し、強制措置がとられた。強制措置の結果、ハイジャック犯は逮捕された。

ヒュセイン・アヴニ・ムトゥル・イスタンブル知事は、ハイジャック犯が逮捕され、強制介入が終了したと発表した。

ムトゥル・イスタンブル知事は次のように述べた。「18時ごろ、ウクライナとサビハ・ギョクチェン空港を結ぶペガサス航空便が、ハイジャックにより強制着陸させられた。チェルケス系市民に対する声明などは発表されていない。」

今晩(7日)に発生したハイジャック事件は片付いた。ムトゥル知事は、最初の発表では、ハイジャック犯はソチに向かうよう要求したが、パイロットらは、飛行機をイスタンブルに着陸させることを成功した、と述べた。

ムトゥル知事は、「警察署長をはじめとする危機対策本部をつくり事件をコントロールすることに成功した。ハイジャック犯が単独犯なのかどうか、本当に爆弾をもっているのかどうかなど、詳細を調べた。犯人についての詳細も調べた。この間、空路を一時的に閉鎖した。犯人と交渉し、まず子供と女性を解放させた。そして、乗務員が犯人が直接対面することに成功した。この間、特殊チームが、飛行機のある場所から機内に乗り込み、残りの乗客の解放を果たし、その後、犯人を逮捕した」と述べた。

現在、犯人が確保されていると述べるムトゥル知事は、「けが人はいない。警察の諸部隊、内務省、その他諸機関、危機対策本部のメンバーは、たいへんいい働きをした。たいへん残念な事件であり、それが私たちの町でおこったことは残念だ。しかし、関係諸機関がどれだけ能力と情報をもっているかを示した。よくやったと思う。この事件でつらい思いをした皆さんにご苦労さまといいたい」と述べた。

ムトゥル知事は、犯人に関する質問については「爆弾はもっていなかった。酔っぱらっていたという情報もあった。精神的な問題がないか、正常かどうかについての情報を調べた。酔っぱらっていたという情報は間違いだ。アルコールは飲んでいないが、ほかの薬物の可能性はある。」

ハイジャック犯の要求は何だったのかとの質問に対し「自分の国の関係者と面会することを要求した。45才のウクライナ人だ。ソチに行くように求めていた。そこでのスポーツ競技について、メッセージを伝えたいといっていた」と述べたムトゥル知事は、犯人は現在、拘束されており、司法措置がとられていると述べた。

犯人が武器はもっていなかったとするムトゥル知事は、犯人が、逮捕時に軽いケガをしたと付け加えた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:32864 )