イエメン:8億3500万ドル相当の海底ケーブルに出資
2014年02月07日付 al-Hayat 紙

■イエメン:8億3,500万ドル相当の海底ケーブルに出資

【サナア:本紙】

イエメンのアフマド・ウバイド・ビン・ダグル情報通信技術大臣は、香港において、アジア・アフリカ・ヨーロッパの3大陸を結ぶ新たな大容量の国際海底ケーブル敷設の協定に16カ国と共に署名したことを発表した。大臣は本紙への声明で「敷設計画の費用はイエメンを含めた各国の共同出資で8億3,500万ドルに達する。そのうちイエメンが負担するのは4,000万ドルで、計画へ出資する各国もおおよそ同額を負担する」と述べた。

また新しい海底ケーブルについては、最大容量は毎秒4万ギガビットの高密度の技術を特徴とし、補助装置を用いることで複数の異なる速度の波長を加えることが可能であると説明した。安全で高性能な接続手段を提供することで、徐々に増加している国際的なインターネットサービスへの需要に応えることが目的だという。

ケーブルの長さは2万5,000kmにも及び、東側の香港から、タイを経由し、西側のマルセイユまでをつなぐように敷設され、特別な端局装置がアデン市に設置される。

同大臣は、この協定によりイエメンは最大毎秒1,900ギガビットという大容量のインターネットサービスを享受することとなり、これはイエメンで現在運用されているインターネットサービスの82倍に相当するものだと指摘した。この容量を取りこむための別の計画も施行される予定で、これはイエメン国内のネットワークにとって、利用者へのオンラインサービスの提供につながるものである。

また、同大臣は、ケーブルの敷設は今年5月から開始され、アデン市での端局装置の建設と併せて2年かかるだろうと述べ、高速のインターネットサービスが現在よりも低価格で利用者に提供されるようになることから、イエメンにおけるそういったサービスへの需要を満たすであろうと指摘した。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:角田幸穂 )
( 記事ID:32872 )