20名の国会議員、ロウハーニー発言に反発:イラン国営放送に発言の機会を求める
2014年02月06日付 Jam-e Jam 紙

 20名の国会議員がイラン国営放送総裁に書簡を出し、その中でジュネーブ合意に異を唱える者たちを「知的レベルの低い者たち」と呼んだ大統領発言への回答を求めた。

 イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、この書簡には次のようにある。

〔イラン国営放送総裁の〕ザルガーミー氏へ。尊敬すべき大統領は大学教授らの前で、ジュネーブ合意を擁護しようとしないことを理由に、教授らを臆病者と非難したばかりか、この合意に異を唱える者たちを、不適切な表現で、知的レベルの低い者たちと呼んだ。そしてこの発言は、イラン国営放送を通じて〔全国に〕流された。こうしたことに鑑み、国民の当然の権利を間違いなく侵害しているこの合意に反対の声を上げている者たちが、賛成意見の者たちの参加のもとで、この合意について議論・検討を行う機会を用意して頂きたい。

 この書簡には、バズルパーシュ、タガヴィー=ホセイニー、クーリーヴァンド、ソレイマーニー、コウサリー、ホセイニヤーン、デフガーン、カールハーネ、ザーカーニー、及びミールカーゼミーといった議員〔※〕の名が記されている。

※訳注:彼らはいずれも、国会内の強硬派で、いわゆる「革命永続戦線」に属する議員たちであり、先の大統領選ではジャリーリー候補への支持を表明していた。保守強硬派の代表格であるメスバーフ=ヤズディー師は、彼らの「精神的指導者」として知られる。

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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:32890 )