ジェンギズ‐リマク‐コリン共同企業グループによって行われた第三空港環境影響評価(ÇED)報告をイスタンブル第四行政裁判所が差し止めた。本日の報道によれば、地方裁判所は職業団体と民主主義団体の起こした訴訟を軽視し、法的権限のない決定を以て行政裁判所へ送った。そして市民の起こした訴訟では計画における環境影響評価の肯定的決定の施行を止めさせる決定を下した。
第三空港に関して与えられた環境影響評価の肯定的決定を承認した環境都市整備省にイスタンブル在住者が訴訟を起こした。第三空港計画によって農地がなくなること、野生生物に悪影響を及ぼすこと、気候変化を加速させること、騒音や電磁波汚染を生み出すこと、森林をなくすこと、飲料水の貯水池に害を与えることについて、環境影響評価が開示されるのに必要な10日という期間を満たさず空港計画の入札に進んだという理由から、環境影響評価の肯定的決定の施行の差し止めと取り消しが要求された。訴訟の調査にあたっているイスタンブル第四行政裁判所は1月21日に下した決定により、環境影響評価の肯定的決定が施行されるのを止めさせた。
■新たに審議される
裁判所は、第三空港計画の入札に道を開いた環境影響評価の肯定的決定の施行を、建設予定地で行われる調査や専門家による報告が裁判所で精査されるまで差し止めた。調査や専門家による報告を要求する裁判所は、この書類を精査した後、入札推進差し止め決定を改めて審議する。
専門家委員会の確認とと委員会に委任されて行われる調査の実施に2か月から3か月、報告書が完成し裁判所に提出されるのに4か月から5か月、裁判所に行われる異議申し立てと裁判所の施行差し止め要求に関する再検討と、必要な決定がなされることに約3か月かかると考えられており、決定と共にプロジェクトに関する活動が少なく とも10か月から1年の間に完全に停止するとみられている。
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( 翻訳者:池田桃香 )
( 記事ID:32907 )