エジプト:再生可能エネルギープロジェクトでフランスと協力
2014年02月13日付 al-Hayat 紙
■再生可能エネルギープロジェクトでエジプトとフランスが協力
【カイロ:マールスィール・ナスル】
「ターカ・アラビア」社は再生可能エネルギーの分野において活動するフランス企業「Neoen」社との間に協力契約を結んだ。両者は今後協調し、エジプト政府が提出する入札やプロジェクトに合同で取り組む。契約書には「ターカ・アラビア」社の電力部門代表のヒシャーム・ワジュディー氏と「Neoen」社の副社長Roman Desrousseaux氏が署名し、「ターカ・アラビア」社の取締役会長ハーリド・アブー・バクル氏と代表取締役のパキナム・カファーフィー氏、そして「Neoen」社の代表取締役であるXavier Barbaro氏が立ち会った。
「ターカ・アラビア」社の代表取締役であるパキナム・カファーフィー氏は、このような契約はエジプト市場において初めてのものであり、再生可能エネルギー分野においてノウハウの獲得をめざす同社の発展における重要なターニングポイントになるだろう、と述べた。再生可能エネルギーは、エジプトがここ数年苦しんでいる赤字を食い止める一助になるとみられている。
この契約により、両社は再生可能エネルギープロジェクトに合同で参入するが、それは競争入札への参加に始まり、資金調達、建設、運用、そしてプロジェクトにより生み出される電力の供給に至る。「ターカ・アラビア」社は、代替エネルギー源の模索や、アスワーンのソーラーパネルを利用した「コム・オムボ」発電事業のような再生可能エネルギープロジェクトの検討など、過去数ヶ月間にエジプト政府が着手した目標を推進する企業群に参加することに関心を抱いている、と明らかにした。
加えて、「ターカ・アラビア」社の電力部門の代表であるヒシャーム・ワジュディー氏は、同社のフランスの「Neoen」社との提携は、これまでガスの運輸や火力発電所の建設・運用等のプロジェクトを手がけてきた同社が、再生可能エネルギー分野に参入する上でその能力を飛躍的に向上させるだろうと述べた。
また、「Neoen」社のBarbaro氏は、「ターカ・アラビア」社との協力は、エジプト市場での仕事を望む世界のいかなる企業にとっても必要不可欠なことであり、この提携により、発展のための準備は言うに及ばず、存在感と尊敬、プロジェクト遂行能力を享受することができる、と述べた。
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( 翻訳者:本澤七彩 )
( 記事ID:32945 )