ハーメネイー最高指導者「バフマン月22日は国民の力を示す日」(3)
2014年02月09日付 Jam-e Jam 紙
最高指導者事務所の広報サイト(http://www.leader.ir/)より
イスラーム革命最高指導者はイスラーム革命の友と敵を正確に知ることの重要性を指摘した上で、「革命の敵は堕落した、厚顔無恥の世界の列強数ヵ国である。それに対してイスラーム革命の友とは、イラン国民の革命のスローガンと抵抗のメッセージを、同国民の受難とともに理解する、〔世界の〕すべての諸国民のことである」と付け加えた。
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、「イスラーム体制の強固さと力強さの秘訣」として、イスラーム体制に対する人民の支持と、彼らの体制との絆を挙げ、「アメリカの当局者たちは我が国の当局者たちとの協議で、『われわれはイランの体制変更を追求しているわけではない』などと言っている。しかし、彼らは嘘を言っている。なぜなら可能となれば、彼らは一瞬たりとも、体制変更に向けた行動を躊躇しないだろうからだ」と述べた。
同師はさらに、「アメリカがイスラーム体制を変更させるができないもう一つの理由は、この体制が人民の信仰と愛、そして意志に依拠していることにある」と付け加えた。
■ イラン国民は再び街頭に出るだろう
イスラーム革命最高指導者は、〔イスラーム革命の勝利から〕数十年が経ってなおも、人民が街頭に出て革命とそのスローガン、及び価値観への支持を表明しているのは、世界的に見ても類例のないことだとした上で、「バフマン月22日にイラン国民が全国すべての街で力強く表に出て、国民の力を世界の人々に見せつける様を、皆は再び目の当たりにするだろう」と強調した。
〔‥‥〕
イスラーム革命最高指導者は最近の米当局の発言について触れ、「これらの発言は我が人民にとっての教訓である。敵の姿をよく認識するためにも、イラン国民は最近の〔核〕交渉、及びアメリカ政府の無礼な発言をしっかりと目に焼き付けておくべきだ」と述べた。
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、アメリカの敵意に関する人々の見方に変化を及ぼそうと企んでいる者たちが一部にいると指摘した上で、「〔最近の米当局の〕まさにこうした発言の中に、敵の敵意と彼らの偽善を見て取るべきだ。アメリカ人たちは我が国の当局者との個別の会合の中で、あることを言ったと思えば、その会合が終われば、別のことを言う。これこそ、敵の偽善であり、汚らわしき悪意なのであり、国民はこうしたことを注意深く観察する必要があるのだ」と語った。
同師はさらに、「こうした〔米当局の偽善的な〕態度や発言が示しているのは、我が国の当局者たちが常に言っていること、すなわち《内なる力を維持する必要がある》というアドバイスの正しさである。幸運なことに、経済政策の責任者たちは問題の解決には、〔外資に頼るのではなく〕内的構造を強化することが必要だという結論に達し、そのための必要な準備を始めている」と付け加えた。
イスラーム革命最高指導者は再度、「国の経済問題を解決する唯一の道は、内なる無限の可能性に目を向けることであって、外に目をやることではないし、制裁の解除でもない。敵をじっと見つめ、敵〔の支援〕を期待することは不可能だ」と強調した。
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( 翻訳者:大麻高校出身者の会 )
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