ハーメネイー最高指導者「バフマン月22日は国民の力を示す日」(4)
2014年02月09日付 Jam-e Jam 紙
最高指導者事務所の広報サイト(http://www.leader.ir/)より
■ 「米当局は嘘を言っている」
イスラーム革命最高指導者はまた、イラン国民に対して友愛の念を表す米当局者の一部の発言に触れ、「彼らはこの点でも嘘を言っている。彼らは一方で、『私たちはイラン国民の友達だ』などと言っているが、他方で彼らは同じ国民を脅迫し、イスラーム共和国が自らの防衛力を弱めることに期待している。これなどは実に、バカにした発言だ」と述べた。
全軍総司令官はさらに、「イラン国民、そして軍をはじめとする様々な分野の責任者たちは、神の恩寵によって、日増しに自らの防衛力を高めていくだろう」と強調した。
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は「内なる力を頼りにすること」こそ、国を救い、経済、政治、社会、文化など、さまざまな分野における諸問題の解決を可能にするのだとの見方を示した上で、「近い将来、抵抗経済の構築に向けた政策が発表され、それを受けて抵抗経済の実現のために必要な施策や仕組みが打ち出されていくだろう」と付け加えた。
■ 人民ならびに責任者らへのアドバイス
同師はさらに、人民ならびに責任者たちにいくつかのアドバイスを与えた。まず最初のアドバイスは、国民、責任者および指導者の一人一人が団結を維持し、枝葉末節な問題のために本来目指しているものが傷つけられるようなことは避けねばならないというものであった。イスラーム革命最高指導者は、「今イラン国民の運動が本来目指しているものとは、内なる力を生みだすこと、〔イランに対する〕逆風・攻撃の嵐に抵抗することである。神の助力により、イラン国民は過去35年間と同様、これからもこれらの嵐を無力化していくだろう」と述べた。
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はさらに、「国の責任者・高官が人民を信用し、また逆に人民が責任者を信用することで、人民と責任者の団結を高めていく必要がある」と付け加えた。
■ 批判をする者は公正さと寛容さを持て
イスラーム革命最高指導者が示したもう一つのアドバイスは、政府やその関係者たちを批判する者たちに対するものであった。
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、批判をする者たちに対して、公正さと寛容さを呼びかけた上で、「政府が発足してからまだ数ヵ月しか経っていない。政府の責任者たちは、職務を力強く前進させる機会が与えられるべきだ。他方、批判的をする者たちは政府に対して、心の広さをもたねばならない」と指摘した。
同師は政府の責任者たちに対しても、批判者たちへの寛容を呼びかけ、「互いへの敬意をもつことが重要だ」と語った。
イスラーム革命最高指導者は、国内に潜む一部の敵のエージェントについて言及し、「こうしたエージェントの存在に注意を払わず、彼らが〔イランの〕弱点を突いて、国の運動を阻害させるようなことを許してはならない」と強調した。
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本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:18072790 )
( 記事ID:32974 )