ハーメネイー最高指導者「イラン国民はアメリカのゆすりには屈しない」(3)
2014年02月18日付 Jam-e Jam 紙
http://www.khamenei.ir/より
イスラーム革命最高指導者は、少なくともここ80年間アメリカ政府が歩んできた忌まわしい過去について触れ、次のように述べた。
血塗られた戦争を複数起こし、罪なき人々を殺戮してきたこと、世界の各所で圧制的な独裁者を支援してきたこと、国際テロリズムを支援してきたこと、数々の犯罪行為と略奪行為を犯してきた、まがい物のシオニスト体制をその権化とする国家テロリズムを支援してきたこと、イラクを攻撃し、最低でも10万人もの人々を殺戮したこと、アフガニスタンを攻撃したこと、ブラック・ウォーター社のような人殺しテロ企業を立ち上げたこと、過激なタクフィール集団を立ち上げ、それを支援していること、これらはアメリカが行ってきたことのリストの一部にすぎない。
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はその上で、「どのようしてこのように醜悪で罪深き《顔》を、イラン国民の前で、メーキャップによって変身させることができるというのか」と強調した。
■ アメリカ政府による過去の敵対的行為の数々
同師はイラン国民に対する過去のアメリカ政府の敵対的行為の数々について言及し、次のように述べた。
1332年モルダード月28日のクーデター〔=1953年8月19日のモサッデグ政権転覆クーデター〕から〔イスラーム革命が起きた〕1357年〔1979年〕まで、そしてイスラーム革命の勝利から今日まで、イラン国民はアメリカの数々の悪意、嫌がらせ、陰謀、制裁に遭遇してきた。その最新の例が、88年の反乱分子〔※2009年大統領選後の抗議運動に関与した者たちに対する、体制側の呼称〕に対する、米大統領の恥知らずな支持である。彼は最近も、彼らへの支持を再び表明したところである。
イスラーム革命最高指導者はさらに、「このリストは、アメリカ政府がイラン国民に対してしでかしてきた数々の悪行の、ほんの一角に過ぎない。そしてそれは今も続いているのである」と指摘した。
アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は聖都マシュハドで行った年初〔=2013年3月21日〕の演説について触れ、
前政権の関係者の一部が考えていたのは——現政権の関係者の中にも同様に考えている者がいるが——、もしわれわれが核問題でアメリカと交渉すれば、問題は解決する、というものだった。私は彼らが核問題で交渉することにこだわっていたので、反対はしないと言った。しかしその時、同時に楽観もしないと強調したのである。
同師はさらに、「楽観できないことの兆候は、今や明らかになりつつある。その明白な証拠として、イラン国民に対する米上院議員たちや当局者らの根拠薄弱な侮辱的発言がある」と付け加え、さらに「もちろん、イラン国民は今年のバフマン月22日の行進で、こうした侮辱に対して〔毅然と〕回答し、米当局者らにぎゃふんと言わせたのである」と指摘した。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:大麻高校出身者の会 )
( 記事ID:33081 )