■ドーハ:レストラン「イスタンブール」でガスタンク爆発
【ドーハ:ムハンマド・マッキー・アフマド】
ドーハにあるレストラン「イスタンブール」でのガスタンク爆発事故で、アラブ人・アジア人12名が死亡し、カタール人1名を含む31名が負傷した(そのうち1名は重体である)。安全規定やその手順に関して商業関係の各方面がどこまで責任をもつのか、市民や住民らの間で疑問が飛び交っている。また、昨日の事故は2012年の商業施設「ヴィラッジオ」で起きたの火災の苦い経験を思い起こさせた。なお、この事件では19名が死亡したが、そのほとんどが子供であった。
シャイフ・アブドゥッラー・ビン・ナーセル首相兼内相は事故現場を訪れ、責任者や消防士、救急隊員から事故に関する報告を受けた。そして高級商業施設「ランドマーク」の近くのレストランで起こった今回の事故は、ガス爆発が原因だと説明した。首相は「恐れることはない。これは世界のあらゆる場所で起こる類いの事故である」と、住民や市民らの疑念を取り除いた。そして、民間防衛に定められた安全規定の堅守の必要性と重要性を強調した。
内務省の公安担当サアド・ビン・ジャースィム・ハーリフィー本部長は、「死者のほとんどはアラブ・アジア国籍であり、負傷者も同様にアラブ・アジア国籍であり、うち1名はカタール人である」と発表し、「ガスタンクが巨大であったこともあり、ガスタンクの爆発は大規模で、レストランのある建物の爆発も引き起こし、遺体の一部を含む爆破物の破片が遠くまで散乱した。また自動車も被害を受け、爆発の威力で遠くまで飛ばされた」と述べた。
また同本部長は事故の原因究明のための安全委員会の立ち上げも発表した。ガス供給の責任者は、「首相兼内相の指示に従って、事故原因究明は透明性のある明らかな証拠をもとに行なわれる。燃料関係企業が行う二次調査実施に関しても首相の指示のもと行われる」と強調し、「爆発の全原因を明らかにする」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:坂田優菜 )
( 記事ID:33103 )