タイ警察は、タイ山中の秘密キャンプにて220人のトルコ人難民が発見されたと発表した。警察はこの件について「過去に例を見ない」事態とした。難民らがトルコから来たと主張するが、220人の国籍については情報が飛び交っており、定かではない…
タイでトルコ人であるとされる220人の難民が身柄を確保された。国の南に位置する「秘密キャンプ」で行われた一斉捜査によって身柄を確保された難民たちは自分たちがトルコ人であると語っており、キャンプにある2つの仮設施設に潜んでいたことが発表された。
その地方の移民事務所のThatchai Pitaneelaboot所長は、「この地方で多くのトルコ人が身柄を拘束された。これは過去に例を見ない事態である」ことを述べた。
■トルコ大使館も知らない
地元紙のバンコクポストは、在バンコクトルコ共和国大使館がソンクラー県のキャンプ地で発見され、トルコ人であると言われる難民について何一つ情報がないことが発表した。
警察は、今のところどの罪にも問われていない難民らへの捜査を可能とするため、通訳を待っているところであるとした。難民らはキャンプに家族でやって来たこと、またこの場所から他の場所に行くつもりであったと考えられていると発表した。
ソンクラー県のGrisida Boonrach知事は、アナトリア通信の記者に対し、「服装から、難民たちはムスリムであると見られているが、国籍についてはまだ定かでない」と語った。
■シリアから来たクルド人か?
タイ内務省の高官は、難民たちが「ロヒンギャ族ムスリム」とは考えられず、彼らが「中央アジアの人々のように見える」と述べた。
難民のうち、123人が男性、45人が女性、また52人が18歳以下であること、またハト・ヤイ国際空港の管理センターに収容されたと述べた。
タイ・ビルマ・ロヒンギャ協会のMaung Kyaw Nu氏は、難民らがシリアから来た可能性のあるクルド人であるという情報があったと語っている。
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( 翻訳者:桑迫静香 )
( 記事ID:33218 )