米国、トルコのツイッター遮断への批判強める
2014年03月24日付 Radikal 紙


アメリカ政府は、トルコのツイッター遮断に対する批判を強めた。外務省報道官は、「トルコにおいて政府によるアクセス禁止後のツイート数は、禁止前よりも多い。これは、表現の自由を制限しようとする者たちに向けられた興味深いサインである。民主主義においては、このように自由な表現の権利を制限することはできない」と述べた。

先週、ツイッター遮断後にトルコ政府を批判したアメリカ政府は、遮断が続いていることを受けてさらに批判を強めた。アメリカのマリー・ハーフ外務省報道官は、ツイッター遮断後、トルコでツイート数が増えたことを指摘し、この状況は、表現の自由を制限しようとする者たちに向けられた興味深いサインであると述べた。また「民主主義において、表現の自由をこのように制限することはできない」と述べた。

ハーフ報道官は、毎日開かれる記者会見でトルコにおいてツイッター遮断が未だ続いていることに言及し、次のように話した。
「政府によるアクセス禁止後のツイート数は、禁止前より多い。これは表現の自由を制限しようとする者たちに対し、そのような試みは上手くいかないこと、正しくないことを示す興味深いサインだと思う。(この一連の出来事で)世界中が目にしたものは、アクセス制限に対する意見をトルコ国内からツイートする人々の多さであったのではないか。」

■アンカラへ再び呼びかけた

ハーフ報道官は、この件に関する懸念をワシントンとアンカラの関係者に直接伝えたと繰り返し述べ、「我々はトルコや他の地域での表現の自由を支持している。表現の自由を害するあらゆる振る舞いに反対し、トルコ政府に対し国民がツイッターにアクセスするのを妨げないよう、すべてのソーシャルメディアへアクセスを保証するよう、呼びかけつづけている」と語った。

ハーフ報道官は、トルコ政府のツイッター閉鎖が成功しなかったことについて「民主主義においてこのように表現の自由を制限することはできない」と述べた。

■ツイッター社と接触

ハーフ報道官は、トルコにおけるアクセス制限解除に向けた援助をするか否かについては「私には分からない。それについてはツイッター社とトルコ政府の両方と接触しているが、有効な援助はできていない」と述べた。

ハーフ報道官は、トルコ政府がツイッター社に一部の利用者の情報の提供を求めたことについて聞かれると、「それは我々が立場を示すべきことではない。ツイッター社が自分で決定を下すだろう。我々が呼びかけているのは、政府が自国民のアクセスを妨害しないことである」と述べた。

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( 翻訳者:篁日向子 )
( 記事ID:33316 )