ハーメネイー最高指導者、自国の強化の必要性を強調:新年の演説で(4)
2014年03月21日付 Jam-e Jam 紙
http://www.khamenei.ir/より
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 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は文化機関の責任者たちが担っている重大な責務・責任について説明した上で、「文化に関する私の議論でより重要な点を、自発的に、自らの意志で、全国津々浦々で文化的活動に従事し、極めて良質な仕事をしている、敬虔で革命的な若者たちに申し上げたい」と述べ、こうした若者たちに向けて次のように強調した。

親愛なる者たちよ、仕事をこれまで以上に真剣に続けてほしい。なぜならあなた方の文化的活動は革命の初めより、国の抵抗と進歩に重要な役割を果たしてきたからだ。

 革命最高指導者はウラマーや大学教授、革命的知識人や社会派の芸術家ら、文化的権威に対しても、「文化的状況に対する批判的な視点を保ってほしい。強固な論理と明晰な表現によって、国の責任者たちに注意を与えてほしい」と訴えた。

 同師はもちろん、次のようにも強調した。

この問題では、誹謗中傷や無用の論争、相手を不信仰者呼ばわりする行為(タクフィール)は、断じて控えられねばならない。敬虔な若者であれ、指導的立場にいる者であれ、革命勢力は皆、強固な論理と批判的な視点によって、私たち国の責任者たちに至らぬ点を指摘する必要がある。これこそ、文化の領域における「国民的決意とジハード的マネジメント」の意味するところのものなのだ。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は演説の別の箇所で、イラン暦92年〔2013年3月21日〜2014年3月20日〕が「政治的偉業と経済的偉業の年」と命名されたことに言及し、「政治的偉業については、人民は期待通りのものを創造した。二つの偉大な運動、すなわち第11期大統領選挙とバフマン月22日〔2月11日の革命記念日〕に全国で行われた大行進によって、政治的偉業を成し遂げた」と付け加えた。

 イスラーム革命最高指導者は、この二つの偉大な出来事は、敵意に満ちた国際的メディアの攻撃に対して、イラン国家ならびに国民の現実を雄弁に語る巨大なメディアとして機能したと指摘、その上で次のように強調した。

イスラーム体制における選挙で重要なのは、革命の初期より今日に至るまで行われたきた度重なる選挙で、人民の参加が低下しなかったことである。〔2013年に行われた〕第11期大統領選挙にも72%の人民が参加するなど、際立った投票率を記録した。

 革命最高指導者はさらに、

人民が〔政治の表〕舞台に参加し続けているということは、イスラーム共和国において宗教的人民主権が安定し、制度化していることを意味している。このことの恵みを正しく理解する必要がある。ところが残念なことに、特に88年の選挙〔2009年の大統領選挙〕では、この大いなる恵みに対して忘恩行為を働いた者が一部にいた。

 と付け加えた。

 同師はさらに、92年バフマン月22日〔2014年2月11日の革命記念日〕のデモ行進に人民が大挙して熱狂的に参加したことに言及し、この際立った参加の真の理由は、イラン人民に対する抑圧戦線の政策、そしてイラン国民に対するアメリカ政府の無礼かつ侮蔑的な口の利き方にあったとの見方を示し、次のように付け加えた。

核交渉が続けられている中、アメリカの政府関係者らは無礼な口調で、イラン人民があたかも自らの原理・原則を放棄しようとしているかのように示そうとした。しかし敏感な意識をもった誇り高き国民は、〔革命記念日のデモ行進の〕場に参加することにこれまで以上のやる気を見せ、イスラーム共和国、そしてイスラームとイスラーム体制の旗は、全力で屹立し続けるというメッセージを示したのである。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は演説の最後で、アメリカはパレスチナやシリア、イラク、アフガニスタン、パキスタンなど世界各地で失敗を続けているとした上で、「世界の現実はアメリカの思い通りには進まない」と指摘、さらに「親愛なるイランでも、人民の〔デモ行進への〕参加のお陰で、35年間にわたる敵どもの深い敵意が、彼らの思い通りの結果をもたらすことはなかった」と付け加えた。

 同師はその上で、「アメリカ政府の有力者たちは、人民とイスラーム体制を反目させ、彼らを街頭に引きずり出して、革命を根こぎにするべく、制裁を強化してきたと、はっきりと述べていた。しかし国民の高い意識をもった熱狂的な〔デモ行進への〕参加によって、彼らは再び敗北を喫したのである」と指摘した。

 革命最高指導者は最後に、「神の恩寵により、この親愛なる大地の明るい未来は祖国の若者たちのものとなるだろう。敵はこれまでと同様に、敗北と失敗を運命付けられているのである」と語った。

〔‥‥〕



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:野幌森林公園の自然を守る会 )
( 記事ID:33339 )