「政府は国民生活がより快適なものになるよう努力する」大統領、新年のメッセージで(下)
2014年03月20日付 Jam-e Jam 紙
今日、イラン国民の声が世界によりよく届くようになっている
昨年、外交の分野では極めて重要な一歩が踏み出されました。この流れは今年も続くでしょう。私たちは核問題の名の下で、我が国民に対して不当に科されてきた制裁問題について、初めての前進に成功し、たとえ短期的なものであるとしても、合意を得ることができました。それによって私たちは、実際に制裁の流れを止めることができたのです。こうした流れはこれからも続きます。今年、私たちは最終合意が得られることに期待を抱いています。
外交では、世界におけるイラン・イスラーム共和国のイメージが180度変化しました。今日、この偉大なる国民の本当の顔が、世界のより多くの人々にとって見えるようになっており、〔イラン〕国民の声も世界によりよく届くようになっています。外交・経済上の人々の行き来が頻繁になり、国の発展に資するのを目にするようになっていますが、この流れは今年も続くでしょう。
政府は恵まれない階層の人々の医療と食糧の安全保障を、今年の二大政策として、追い求めていく所存です。
総じて、国の医療や健康、医療保健をめぐる状況は、国民にとって良い方向で前向きに推移するでしょう。国民は今後数ヵ月間で、ご自身やご子息の健康について、よりよい状況が生まれるのを目にするでしょう。
国民がより快適で、憂いが少なく、国や子供たちの未来が安心できるような状況を作る出すことに、現政府は全力を尽くしています。
今年はまた、補助金改革でも第二のステップが踏み出される予定です。この件でお約束したいのは、社会的弱者層がより多くの支援を受け取ることができるようになる、ということです。政府は特に、社会的弱者層の食糧の安全保障を重視してまいります。
倫理に外れる行為や過激な言動、虚偽は社会から排除されねばならない
国内政治問題や文化をめぐる問題は、現政府にとって極めて重要です。道徳が私たちの社会を覆い、過激な言動がこの国からなくなることを望みます。ムハンマド的、アリー的、ファーテメ的なイスラーム社会に、誹謗中傷や虚偽が根付いてはなりません。〔他人に〕悪態をつくような行為が、私たちの社会から永遠になくなることが必要です。私たちは、私たちに次のように命ずるコーランの章句を信じています。〔ペルシア語で〕「不信仰者に対してすら、侮辱や悪態は許されない」。
批判はすべての人たちの権利です。しかし、物腰柔らかな口調で、共感を持って互いに議論することを忘れてはなりません。私たちには団結と統一が必要です。もし私たちが協力しなければ、私たちの社会の花が開くことはないでしょう。花が咲くのは、水と土と光が協調し合うときです。もしこれら三つがなければ、草が芽吹くことも、花が咲くこともありません。
私たちは手に手を取り合って協力し合わねばなりません。どんな考え方をもっていても、イラン人としてのアイデンティティ、イスラーム的アイデンティティを守らねばなりません。文化が発展する環境を、社会に生みださねばなりません。現政権は国民に、これからの数年間、国民の生活の改善、倫理の向上、そして社会問題の減少に向けて、これまでの数倍、真剣に邁進していく所存であることをお約束いたします。
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本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:白糸台国際問題研究所 )
( 記事ID:33345 )