■エジプト:米国から投資家が引き寄せられる
【カイロ:本紙】
米投資家らは経済援助のため、エジプト市場への投資に活発に乗り出している。デビッド・ソーン米国務長官上級顧問はカイロ訪問中に、米政府に関して「金融、貿易、投資分野の協力の強化と拡大および二国間関係の発展を狙っている。それはすなわち米投資家らがエジプト市場での投資を望んでいるということだ」と述べた。
同顧問は、米国が、国際金融機関との協力の下に、エジプト民間企業開発のための二国間プログラムを通じたエジプト経済援助の準備があると述べ、それらは両国間でのさらなる雇用機会の創出と貿易の可能性を探ることを目的としている。
エジプトのムニール・ファフリー・アブドゥンヌール通商産業大臣は、「現在対テロ戦争のさなかにあるエジプトへの支援に関して、米政府が効果的で活発な役割を引き受ける」必要性を強調した。さらに「6月30日革命以来エジプトで起きていることに関して米政府が十分理解することを含む、政治・経済の両面における二国間関係の新たなページを開く」必要性を強調した。そしてそれは、「エジプトで起きたことは、独裁的で不当な支配に対する変革を望むエジプト国民による革命だったからだ。」と述べた。
また同大臣はエジプト国民に関して、「権力の座から独裁的でファシスト的な諸体制を排除した後で、また別の独裁者を生みだすことはないだろう」と述べたうえで、今年の9月前にロードマップのフェーズ2及び3が実行されることを明らかにした。
(後略)
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:門脇昂大 )
( 記事ID:33408 )