ナビ・アヴジュ国民教育相の考案した案によると、大学入試は完全に廃止されることになる。大学は高校の成績によって学生の選抜を行う。
国民教育省は、学生を暗記重視の受験教育制度から救うために新たな活動を開始した。ナビ・アヴジュ大臣の考案した新たなモデルでは大学入試が完全に廃止されることになる。現在、刷新と教育技術戦略局は制度に関する取り組みを開始した。
2016-2017年の教育期間において実施を予定しているこのモデルによって生徒たちは4年間の高等学校教育中にうけた全ての全国試験の結果によって、そのまま大学に申請ができるようになる。大学はカテゴリーごとに分けられ、学生の総合成績の平均点と、専攻したい学部に関連のある教科の成績の平均点によって選抜される。以下がこの新たなモデルの詳細である。
・中学入試(TEOG)を発展させ、高校から大学進学の際に実施する。
・トルコ全国において、高校で学ぶ生徒はファーティフ計画により配布されたタブレット端末を用い、同時に行われる授業でオンライン・テストを受ける。
・入試ではテストとは別にマークシート試験も行われる。
・評価はトルコ全域から来た教師によって行われる。教師は学生の点数をオンライン上で評価してシステムに入れる。
・新制度ではさらに、点数が全てではなくなる。高校で学業成績の平均点が芳しくなくても、評価の高い学生はプロジェクトによって大学に受け入れられる。
■優秀な学生は合格する
Cグループの大学は、高校での総合成績の平均点に重きを置く。Bグループの大学は、学生の専攻希望の学部に関連する教科の平均点を見ることになる。Aグループの大学は、成績の平均点の他にも口頭試験と記述試験も行うことになる。
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( 翻訳者:桑迫静香 )
( 記事ID:33420 )