チュニジア:アメリカとの経済関係強化を目指す
2014年04月04日付 al-Hayat 紙


■チュニジア:アメリカとの経済関係強化を目指す

【チュニス:サミーラ・サドフィー】

チュニジアのマフディー・ジュムア首相は明日、訪米を開始する。訪問にはハキーム・ベン・ハムーダ経済財務大臣とムンジー・ハムディー外務大臣も同行する。この訪米は、バラク・オバマ大統領の呼びかけに応じて行われる。

チュニジアの代表団が米政府高官と行う会談では、経済問題が多く取り上げられると見込まれている。この会談は、チュニジアへのアメリカの投資を促進する方法を検討し、「アラブの春の発祥地」の移行プロセスを支援するためのものだ。この支援は、チュニジアが国際機関からより多くの融資を得られるように保証を与えることを通じて行われる。世界銀行と国際通貨基金(IMF)は、前政権に対してさらなる融資の提供と資金供与に留保を表明していた。今年初めに第二共和国憲法が採択され、高級技術官僚出身の17大臣を含む挙国一致政府が組閣されてからは、欧米諸国はチュニジア人に向けて前向きなメッセージを送ってきた。そして、政府は国際金融機関の信頼を回復することに成功し、IMFは治安と政治情勢の悪化により止まっていた5億600万ドルの融資を行った。しかし、財政収支に記録的な赤字が見られ、2010年の4.8%と比べて昨年は8.3%に達した

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:田村颯 )
( 記事ID:33429 )