モロッコ:経済発展の加速を目指す
2014年04月06日付 al-Hayat 紙

■モロッコ、経済発展のため先新産業に賭ける

【ラバト:ムハンマド・シャルキー】

モロッコは来たる10年間で製造業が経済の最も重要な柱の一つになり、製造業のGDP占有率が現下の9%から23%へと上昇することを目標とする。加えて、2020年までに50万人の雇用創出や輸出と投資の倍増、学術研究の発展を志向する。

モロッコ政府は、軽自動車産業(ルクスト)や航空機や先新技術産業の一部、リン酸派生製品、食品産業における試みの成功を基盤として、新興工業国家間での地位獲得を目指す。これらの産業においては、去年の輸出額は約200億ドルにのぼっている。モロッコは総対外貿易額で約2000億ディルハム(240億ドル)に達する赤字を記録したが、これはエネルギー不足に起因しており、その輸入額は約130億ドルとなっている。

モロッコは来年、製造業が22万人の雇用創出や国内工業生産額の500億ディルハムの増加、輸出額の950億ディルハムの増加を期待しており、また約60億ドルの国内外投資も見込んでいる。

同国国王ムハンマド6世はカサブランカで「2014‐2020の産業発展加速のための国家計画」に含まれる33の協定の調印式を主宰した。この調印式には、国王の顧問や各大臣、ビジネス業界や産業界の幹部らが出席した。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:谷山ひかる )
( 記事ID:33451 )