イラン民間航空庁長官「航空機のパーツ販売は制裁解除の結果」(下)
2014年04月06日付 Iran 紙
■ ボーイング社、販売許可へ
複数の通信社が昨日報じたところによると、世界最大の航空機メーカーであるアメリカ・ボーイング社は、イランへの航空機のスペアパーツの販売許可をアメリカ財務省から得ることに成功した。同時に航空機エンジン・機材の製造元であるGEも、イラン航空機の整備・修理に必要な許可を得た。
それによると、アメリカ財務省はボーイングに対して、イラン核開発に関するジュネーブ合意に鑑み、同社の商業用製品の特定機材をイランに販売する許可を与えた。
ボーイング社の広報担当者はこの件に関して、ロイター通信に対し、同
社にこの許可が下りたのは先週のことで、同社は現在イラン側と接触して、彼らの必要としているものについて情報を得ようと考えているところだと述べた。
この許可によって、1979年の関係断絶以来、アメリカ・ボーイング社とイランとのあいだで関係が再び確立される可能性が生まれた。この許可は、イランと5+1グループのあいだで結ばれたジュネーブ核合意の履行に沿って降りたものである。
■ GEとも協議
世界最大の航空機材メーカーであるGEの広報担当者も金曜日、ロイター通信に対して、同社もまたイランに販売された複数の航空機エンジンを点検・修理する許可を得たと述べた。昨年エスファンド月初旬〔=2014年2月下旬〕、アメリカのボーイングとGEは同国政府に対して、旅客機のスペアパーツのイラン向け販売の許可を申請していた。
GE の広報担当者はこのことを確認した上で、「われわれは2004年から、飛行の安全上の諸問題を理由に、旅客機のスペアパーツのイラン向け販売〔の許可〕を求めてきたが、イラン核計画をめぐって6ヵ月間の〔暫定〕合意が結ばれたことに鑑みて、改めて機材販売許可を申請した」と述べた。
〔広報担当者の〕リック・ケネディー氏はこの件についてさらに、「財務省は、1970年代にイランに販売された18機のエンジンのアフターサービスを行うための弊社の申請を認めた。GE傘下の施設で、これらのエンジンの修理が行われる予定だ」と語った。
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( 翻訳者:8410068 )
( 記事ID:33469 )