パレスチナ:ベツレヘムで第2回国際マラソン
2014年04月12日付 al-Hayat 紙

■ベツレヘムで第2回パレスチナ国際マラソン開催

【ベツレヘム:サマー】

西岸地区にあるベツレヘムで昨日(11日)、第2回パレスチナ国際マラソンが開催された。高等青年スポーツ会議とオリンピック委員会が「デンマーク」の「運動の権利(Right to Movement」組織やハムーダ投資グループや協力団体の援助を受けて主催した。

マラソンは飼い葉桶広場を出発して飼い葉桶通りを通過し、分離壁、北部アイダ難民キャンプのミフターフ地区、エルサレム−ヘブロン主要道、ハディル町のバールーア地区、ソロモンの池、ハデルの南の入り口にあたるナシャーシュ地区を通り、出発地点に戻った。

オリンピック委員会副会長のイウティダール・アブドゥルガニー女史によれば、参加者数はガザ地区を除く各県を代表する男女、合わせて3500人に達した。ガザ地区からの出場者30人に対してはイスラエルの占領当局からベツレヘムへの移動許可が出なかった。また出場者の中には先のロンドンオリンピックに出場したナーディル・ミスリー選手もいた。

アブドゥルガニー女史によると、参加者にはEUやラテンアメリカの代表700人の外国人出場者が含まれ、また出場者の多くが15歳から25歳の年齢層であった。

さらに、審判団は48人の審判と路上監督官に加え500人のボランティアによって構成されていたという。彼らはボーイスカウトや青年の団体、主にデンマークからの外国人であり、彼らの誘導面での役割は素晴らしいものであった。

アブドゥルガニー女史は、女性参加者の割合が、昨年は37%であったが今年は45%に達したことを指摘し、その増加を称賛した。また「このことにより、マラソンは全ての人に参加の権利があるというメッセージを伝えることが示された」と付け加えた。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:山岡麻子 )
( 記事ID:33477 )