■湾岸諸国はさらなる成長を記録
【ドーハ:ムハンマド・マッキー・アフマド】
「カタール国立銀行グループ」の報告書によると、世界経済は「再建の部屋からの脱出の遅れ」が続いている。同行は、それが「ワシントンの国際通貨基金(IMF)と世界銀行による今週末の春の会議からの主要なメッセージである」と指摘した。そして、「アメリカ経済は穏やかに成長を続けるが、ユーロ圏では回復は停滞し、経済はデフレ状況に近い」と見なした。
同報告書は、「世界とは逆方向に、湾岸協力会議(GCC)地域では成長増加が続いている。そして、インフラへの莫大な支出を通じて経済多様化を強く推進することで、非石油部門の成長をより増加させている」と述べた。そして、「カタールは、非石油部門における10%以上の力強い成長予測に伴い、地域のリーダーとなっている。これにより、今年は6.8%、2015年には7.8%の年間成長となるだろう」と述べた。
同報告書は、「今年のGCC地域の平均経済成長率は4.5%から5%に達し、2015年は5%から5.5%に達する」と見込んだ。そして、「輸出需要の落ち込みと借入の行き過ぎに伴い中国では成長減速を記録し、新興市場は米連邦準備制度理事会の資産購入計画(量的緩和)による悪影響への適応の試みを続けている」ことを伝えた。また、アメリカ経済は「第一四半期で遅いスタートを記録した」と述べた。そして、「大きな貿易赤字が経済成長を阻害する」ことを否定しなかった。
(後略)
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:田村颯 )
( 記事ID:33494 )