日本の映画監督、トルコへ「原発警告」ビデオ
2014年04月17日付 Milliyet 紙

日本人の映像作家である丹下紘希氏は、作成した動画の中でトルコ語を話し、トルコの人々に対して原発に関する警告を行った。

 動画はインターネット上で急速に広まった。この動画の中で丹下氏は、「私は、私が感じている不安を伝えるためにトルコ語を勉強しました」と話し始め、 以下のように言葉を続けた。「日本の首相はトルコに原発を売りました。日本人はこのことを恥じています。なぜなら、私たちは2年半前に福島で大きな事故に遭ったからです。もしもこれから先、私たちが売った原発で事故が起こったならば、一体どうなってしまうのでしょうか。考えることすら恐ろしい。私はトルコの人々が心配なのです。原発はもはや安全なものではありません。(…中略…)日本は経済発展のために未来を犠牲にした国なのです。」

丹下氏はこの動画に関して、書面でこのような言葉を発表している。「私は、何も知らずに誰かに害を与えてしまうことを恐れています。もしも私が自由に発言することを逸してしまえば、引き返すことのできない道へと足を踏み出すことになってしまうのではないかと考えました。私は一度も訪れたことのない国の人々にこう叫びたい。 『我々は原発事故を経験した者としてあなた方の未来を案じ、眠れない夜をすごしています』と。私は、せめて自分の考えを伝えることで、あなた方に対して真摯でいたいと考えたのです。お会いしたことはありませんが、あなた方を心配しています。」



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:白鳥夏美 )
( 記事ID:33536 )