ギーラーン州ラングルード選出のメフルダード・ラーフーティー議員(http://www.bultannews.com/fa/news/より)
【同紙1・17面】
■「行き過ぎた政策だ」
国会開発委員会メンバーのメフルダード・ラーフーティー議員は、《出生率向上法案》反対者の一人である。反対理由について彼はジャーメジャム紙に、「要するにこの法案は、ある人が中絶や精管切除を望んでも、それを制限することになる。人によっては病気のために、こういった手術を行うことが可能でければならないのに、である」と語る。
ラーフーティー議員は、「この法案では、こういった手術に関わる病院や個人に対し、重い罰金を科すこととしており、これは実際、行き過ぎた政策である。法案は社会的、経済的観点から再検証しなければならない。同法案は大きな目的を持ちうるものであり、効果を期待したいなら、懸念を払拭しなければならない」と強調する。
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■「社会におけるインセンティヴを喚起すべき」
ラーフーティー議員は、こう述べる。
我々は法案の全てに対し反対なのではない。我々の見解は、目的を達成するためには、社会においてインセンティヴを喚起し、阻害要因を見極めなければならないというものだ。何故ならば、かつて人々は経済的な問題や雇用、将来への懸念を持っていなかったが、今や彼らはこのような様々な問題を抱えているからだ。
同議員によれば、目的達成のためには、完璧な一括法案を用意し、結婚、就職、経済的支援ととった若者たちの問題に取り組まなければならないという。
さらに同議員は、「人口再生産には、人々の経済への信頼が必要だ。今日の社会には今日的に必要とされるものがある。人々に対し40年前のような生活を送れとか、質素な生活を送れなどとは言えない。やはり今日の生活に即した形で議論されねばならない」と語った。
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ラーフーティー氏は、しかし、出生率向上法案について、「我々は、この法案の《第2種緊急法案》指定が可決されないよう求めた。今や[同法案が《第1次緊急法案》に指定されたため]、法案が妥当であるかどうかが審議され、問題点を改めるのに、少なくとも5か月間ある」と述べた。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:3413001 )
( 記事ID:33566 )