熱い紅茶でがんの危険?
2014年04月21日付 Yeni Safak 紙
熱い紅茶やコーヒーは美味しいが、では害はあるのだろうか?専門家は、飲み物が極端に熱い状態で飲まれると喉頭ガンの原因になると話す。特に東部および南東部のアナトリアでの喉頭ガン患者数が多いと指摘する専門家は、「砂糖をかじる方法で紅茶を飲むことも大変有害だ」と述べている。
極端に熱い飲み物が喉頭ガンの原因となると述べる保健省イスタンブル教育・研究病院、総外科医院総外科医院長のメフメト・エミン・ギュネシ医師は、この病気が近年次第に増加していると話した。
患者の大部分が東部と南東部地域から成っていると述べるギュネシ医師は、「エルズルム、ヴァン、カルス、アール県で食道ガンが多くみられる。理由は、過量に飲まれる熱い紅茶です。特にエルズルムの人々は紅茶に砂糖を入れずに「かじる」という方法で口に砂糖を入れながら極端に熱い紅茶を消費しています。これも口蓋や食道の慢性的な損傷の原因になります。これも食道ガンや口蓋ガンの進行原因となります。しかし紅茶に砂糖を入れてかき混ぜた場合、紅茶の温度はある程度下がるのです。カップに入れられた紅茶は75から80度です。この紅茶に砂糖を入れてかき混ぜた場合温度は60度ほどに下がります。この二つの間の熱さの違いはガンの発生に大きな要因となります」と話した。
■砂糖による危険
砂糖がガンを誘引すると述べるギュネシ医師は「ガン細胞の一番好きな栄養素は砂糖です。このため紅茶に砂糖を入れるべきではありません。東部および南東部では冬が長く続きます。このため熱く濃い紅茶がとても多く飲まれているのです」と述べた。
■嚥下が困難な場合は注意
ギュネシ医師は「嚥下困難とは、食べ物を飲み込むときにひっかかる感覚です。とても大切な感覚です。すぐに専門医に相談しなくてはなりません。この種の病気にはすぐに胃カメラが行われなくてはなりません。ガンと思われる影があったら、すぐに除去されなくてはならずまた治療が始められなくてはなりま せん。患者は紅茶やスープを息で冷ましながらぬるく飲まなくてはなりません。どうか熱い食べ物を食べないでください。カップに入れられた紅茶やスープは少なくとも3分待たせる必要があり、温度に気を付けながら飲まれるべきです」との見解を示した。
■リスクのある手術
ギュネシ医師は、ガンになった場合、開腹か非開腹の手術が行われていると述べつつ、「手術は5、6時間程度かかります。ここでは食道の全部または胃の半分が摘出されます。これはリスクのある手術です。トルコでも限られた医療機関で行われます。この手術は保健省イスタンブル教育・研究病院総外科医院のハサン・ベクタシュ准教授とそのチームによってサマティヤ国立病院で成功裏に行われています」と述べた。
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( 翻訳者:池田桃香 )
( 記事ID:33577 )