シュルナクで小学校にガス弾、児童10人搬送
2014年04月22日付 Milliyet 紙


シュルナク警察は、学校から警察車両に対する投石があったという理由で、スィロピ郡の小学校にガス弾によって介入した。人民民主党のファイサル・サルユルドゥズ議員は、「この方法は受け入れられない」と話した。

シュルナク県のスィロピ郡で昨日4月21日の昼頃起こった事件で、シュルナク警察は、スィロピ・スレイマン・デミレル初等教育学校で学ぶ児童たちが1台の警察車両に石を投げたという理由で、学校にガス弾によって介入した。
短時間で校庭に広がった濃いガスによって多数の児童たちが被害を受け、10歳から12歳の10人の児童が病院に搬送された。救急センターで治療を受けた児童たちには酸素が与えられた。児童たちの命に別状はないことがわかった。

■「法的で倫理的な罪」

事件の報道に続き、人民民主党シュルナク県選出議員のファイサル・サルユルドゥズ氏は、児童たちが搬送された病院を訪問し、医師たちから情報を得た。児童たちの回復を願うサルユルドゥズ議員は、少しの間、家族たちにも会った。同議員は、警察のとった方法は受け入れられないと述べた。そして、以下のように話した:「(被害にあった児童の)家族は刑事告訴を行うでしょう。病院の報告は準備中である。このことを県知事とも会って話します。地域の政府関係者らはこの件について感知していないという態度をとっている。4月23日のこどもの日が祝われているが、この地域ではクルド人のこどもたちがガス弾で攻撃されている。地域の現実はこのようである。首長たちや警察だけではなく、国を管理する人々も地域に異なる空気を生み出すことに尽力すべきだ。国における言語と発音、レトリックは問題を生み出している。9歳から10歳のこどもたちが閉鎖空間でガス弾によって攻撃されるなどありえない。あなた方がこどもたちに贈り物をするような人たちなら、この姿勢がこどもたちに対するものとして適切とは考えないでしょう。これは法的で倫理的な罪である。このやり方は認められない。」

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( 翻訳者:鈴木歩実 )
( 記事ID:33578 )