中国、イラン石油化学コンビナート建設に初の巨額融資
2014年04月14日付 Jam-e Jam 紙

【同紙4面】[チャハールマハール・バフティヤーリー州の] ロルデガーンの石油化学コンビナート建設および完工のための約4億2700万ユーロ[約580億円]におよぶ中国による初めての融資が正式に行われ、最終的に80億ドル[約8000億円]にのぼる中国による融資実現の第一歩が踏み出された。

メフル通信によれば、「深慮と希望の政府」[現ロウハーニー政権]の目標のひとつは、一年あたりのイランの石油化学製品の生産力を1億トン、生産額にして400億ドル[約4兆円]にまで引き上げることだ。この目標達成のために必要な資金が不足する中、中国との交渉が行われ、中国に輸出されたイランの石油代金である、[経済制裁による]凍結資金を担保とし、イランに資金が提供されることとなった。石油化学産業はこれらの資金が最優先で配分される分野のひとつである。

これについて各報道が伝えるところによると、今週、チャハールマハール・バフティヤーリー州のロルデガーンで計画が進んでいる石油化学工業分野への融資の一部が中国の投資家らによって正式に開始され、およそ4億2700万ユーロ[約580億円]がこの石油化学計画に割り当てられた。

ロルデガーン石油化学コンビナート建設の目的は、尿素とアンモニアを年間115万トン生産することである。この石油化学工業計画は、約32パーセントが進行している。設備と資金を確保できれば、この石油化学コンビナート建設は4年後に完了すると予測されている。

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( 翻訳者:5213003 )
( 記事ID:33596 )