1915年にアルメニアでいわゆるアルメニア人虐殺が行われたことに対する抗議デモで、トルコ国旗が焼かれた。毎年4月24日に行われるトーチ行進の参加者の数は数千に上り、虐殺記念館前に集結し、トルコ国旗を焼いた。
ロシアの報道によると、アルメニア青年組織が催したデモでは、自由広場に集まった群衆がトーチを手に持ち、虐殺記念館まで行進した。夜の大通りでは厳重な警備が敷かれ、交通封鎖となり、反トルコスローガンが叫ばれた。
デモ参加者はプラカードを掲げ、トルコにより150万人が虐殺の犠牲になったと認めさせたく、持ち込んだトルコ国旗に火を付け焼いた。
デモ参加者は、アルメニア共和国大統領セルジ・サルキシャンに対しても、トルコと調印しているもののいまだ批准されていない条約の調印撤回を求めた。
サルキシャン大統領や閣僚官僚らは、アルメニア人虐殺記念碑に向かい、催された式典に参加している。
アルメニア側の主張によると、第一次世界大戦から1923年まで150万人のアルメニア人が虐殺の被害にあったとのこと。トルコは虐殺を否定しており、この期間中、(トルコ・アルメニア)双方とも人命が失われており、当時の出来事について歴史家による調査が必要であると主張している。
アルメニアの主張については今日まで、ロシア、フランス、イタリア、ドイツ、オランダ、ベルギー、ポーランド、ギリシャ、カナダ、レバノン、バチカン市国、その他複数の国が認めている。
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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:33624 )